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2010 Fiscal Year Annual Research Report

ユーザコンテキストに応じた電力管理による省電力コンピューティング環境の研究

Research Project

Project/Area Number 22300015
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

中村 宏  東京大学, 大学院・情報理工学系研究科, 教授 (20212102)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 並木 美太郎  東京農工大学, 共生科学技術研究科, 教授 (10208077)
近藤 正章  電気通信大学, 情報システム学研究科, 准教授 (30376660)
Keywords省電力化 / コンピューティング / ユーザコンテキスト / ユーザ環境 / 行動計測
Research Abstract

ユーザとのインタラクションで処理を行うフロントエンド系の情報システムの省電力化を目指し、特に、ユーザコンテキストのモデリングと省電力アルゴリズムに関する研究を実施した。エンドユーザの行動こそが情報システムの消費電力を最終的に決定する要素であり、究極的にはあらゆる最適化の目的はエンドユーザの要求を満たすことであると考えるからである。そのためにまずディスプレイを対象とし、・ディスプレイを見ているか否か・ユーザによって起動されたアプリの名前とそのメモリ使用率・フォアグラウンドにあるアプリ名・キーボード/マウス入力のあった時刻・1秒間のネットワーク通信量の和・1秒ごとのCPU使用率、といったユーザとコンピュータシステムの間の実際のインタラクションのログを採取した。そして、この情報をもとに、キー入力やマウス操作が一定時間検出されないとディスプレイの電源を落とす、というタイムアウト時間に基づく従来の省電力化手法の問題点の整理を行った。その結果、ディスプレイが見られていても入力がない状態が全体の5%程あり、また、もし1分をタイムアウト時間と設定した場合には、ディスプレイを注視中、すなわち作業中にもかかわらずディスプレイがオフになり、ユーザにストレスを与える頻度が大きいことが分かった。さらに、今回はディスプレイの注視状態をカメラを用いて検出したが、その検出機構の低電力化も重要であることが分かった。

  • Research Products

    (1 results)

All 2011

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] ユーザコンテキストを用いた省電力コンピューティング環境に関する研究2011

    • Author(s)
      渡辺千洋 佐々木広 中村宏
    • Organizer
      情報処理学会第73回全国大会
    • Place of Presentation
      東居工業大学
    • Year and Date
      2011-03-02

URL: 

Published: 2012-07-19  

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