2012 Fiscal Year Annual Research Report
操作を触覚的に疑似体験させる技術によるユーザインターフェイスの設計効率向上
Project/Area Number |
22300041
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
熊澤 逸夫 東京工業大学, 像情報工学研究所, 教授 (70186469)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 誠 東京工業大学, 精密工学研究所, 教授 (50114872)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 触覚 / ハプティック / 仮想現実感 / 疑似体験 / ユーザーインターフェイス / 操作性 / ユーザビリティ / ロボット |
Research Abstract |
本課題では、ロボット技術の進歩と共に性能が改善したセンサー、アクチュエータからなる制御システムを、触覚に情報を提示する手段として利用して、仮想的な世界で任意の形状をした仮想上のハンドヘルド機器を操作する触感を感じさせ、さらにボタンやスイッチに触った触感や操作する感触を上記アクチュエータで指に加える力を通じて再現する技術を開発してきた。そうした中で、近年、スマートフォンやタブレット端末等、タッチパネルをユーザインターフェイスとして利用したハンドヘルドデバイスが急速に普及していることから、平成24年度には、タッチパネル上で触感を生成するデバイスを付加したユーザインターフェイスについて、操作を触覚的に疑似体験させることにより操作性を向上する方法を研究する。具体的には、タッチパネルを動かして操作中の指に触覚的フィードバックを加えるアクティブ型のデバイスと、ゴムの弾性を利用して操作中の指に触感を付加するパッシブ型のデバイスを多数試作して、その効果を評価した。その結果、開発したデバイスは、触感が不足しているタッチパネルに触覚フィードバックを効果的付加し、触感を疑似体験させることでユーザインターフェイスの操作性を向上できることが明らかになった。当成果は、平成25年3月に国際会議VR2013で発表し、IEEEのComputer Societyからベストデモ賞を受賞した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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