2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22300096
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
狩野 裕 大阪大学, 基礎工学研究科, 教授 (20201436)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
出口 康夫 京都大学, 文学研究科, 准教授 (20314073)
濱崎 俊光 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (40379243)
鷲尾 隆 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (00192815)
高木 祥司 奈良教育大学, 教育学部, 准教授 (00231390)
高井 啓二 関西大学, ソシオネットワーク戦略研究機構, 研究員 (20572019)
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Keywords | リスク / ランダムな欠測 / 因果と欠測 / NMARness / Approximate Population Bias / ベイズ推測 / 無視できない欠測 |
Research Abstract |
サイエンスとは予測と因果の同定である.予測と因果のための方法論は科学の個別分野において独立に議論されている.本年度は研究課題を遂行し学際融合研究を進めるため以下の活動を行った. 1.小規模定期研究会の開催 one-day研究会を年間2回開催し,延べ4名の講演者を招聘した.統計的因果推論に関する情報交換と積極的な議論が行われた.詳細は以下のURLにある: http://www.sigmath.es.osaka-u.ac.jp/~kano/research/seminar/tokubetsu/index.html 2.中規模シンポジウムの開催 ・H23年9月に大阪大学にて生物統計における予測と因果推論に関するシンポジウム「生命科学と統計学」を開催した.特別招待講演者としてR.I.Jennrich,N.T.Trendafilov,赤穂昭太郎,小林康,乾敏郎の各氏をお招きして大変興味ある講演をして頂いた.講演総数は20件,参加者は80名を超えた. ・H24年3月に日本統計学会春季集会において招待講演セッション「リスク,信頼性,そして確率統計:震災一年,統計学の役割を問う」を開催し,災害の予測可能性を議論した. 3.国際研究集会の開催とセッションの編成 ・H23年7月に香港で開催されたIMPS2011において招待講演セッションを編成し実施した.Mi Chaei Sobel, Ke-Hai Yuan, Keiji Takaiの各研究者が招待講演を行った. ・H24年度につくば市で開催されるism APRM2012における招待講演セッション「Incomplete Data Analysis and Latent Variable Model」において,著名な外国人著名研究者を3名(Xiny uan Song, Ke-Hai Yuan, John W.Graham)招聘しセッションを編成した. 研究結果は,応用統計学会(1件),統計関連学会連合大会(3件),科学研究費シンポジウム(3件,創価大学,筑波大学,大阪大学),日本統計学会春季集会などで口頭発表により報告した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定通り研究集会を開催することができ,有意義な意見交換に成功している.
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Strategy for Future Research Activity |
研究成果を論文としてとりまとめる時期に来ている.予定通りである.研究計画の変更等はない.
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Research Products
(5 results)