2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22300197
|
Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
石田 健司 高知大学, 教育研究部・医療学系, 准教授 (10274367)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
王 碩玉 高知工科大学, 工学部, 教授 (90250951)
|
Keywords | 歩行器 / 筋力 |
Research Abstract |
【研究目的】固定式の全方向歩行訓練器を開発しその有用性を調査する。 【対象・方法】健常人10名:平均年齢50歳始めの1週間右方向3分歩行次の1週間左方向3分歩行を行わせ、徒手筋力測定器で左右の中殿筋、大腿四頭筋、腸腰筋の筋力を、訓練前、訓練後1週・2週に評価した。 【結果】右中殿筋は、訓練前180.1±35.7(N)が1週後234.6±44.9となり、2週後250.8±44.4に増加した。訓練前・訓練1週後のP値は、0.0010訓練1週後・2週後のP値は、0.2461、訓練前・訓練2週後のP値は、0.0005であった。同様に左中殿筋は、162.9±16.4から221.7±47.1に、そして243.3±41.1に増加し、P値はそれぞれ0.0011、0.1343、0.0002であった。右大腿四頭筋は216.0±52.5から222.8±54.4に、そして267.5±39.0に増加し、P値は0.6689、0.0003、0.0080であった。左大腿四頭筋は、218.2±50.9から243.4±6i.2に、そして274.9±50.1に増加し、P値は0.2089、0.0066、0.0153であった。右腸腰筋は、158.1±19.0から173.0±25.3に、そして180.9±15.4に増加し、P値は0.5791、0.1058、0.0318であった。左腸腰筋は、158.2±22.2から171.3±26.9に、そして181.9±12.3に増加し、P値は0.1975、0.1062、0.0103であった。 【考察】今回の訓練は横方向の歩行訓練3分間のみで、始めの1週間は右方向、次に左方向の歩行のみ行った。中殿筋は左右とも1週間で筋力は有意に増加し、四頭筋は1週間と2週間の間で有意に筋力は増加した。腸腰筋は2週間後には有意に増加していた。横歩きでは中殿筋は左右歩行に関わらず両側の筋力が増加していた。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
訓練機器が大きく、地域への搬送が困難であった。今回ポータブル型機器を開発し、地域に展開できる。
|
Strategy for Future Research Activity |
訓練機器が大きく、地域への搬送が困難であった。今回搬送が容易なポータブル型機器を開発し、地域に展開できるようになった。今年度には予定通り高齢者の訓練が実施できて、遅れは十分取り戻せ、種々の方向の運動に意義が見出せるものと思われる。
|
Research Products
(5 results)