2010 Fiscal Year Annual Research Report
新たなソケット作製キット導入により早期義肢装着を可能にするシステム構築
Project/Area Number |
22300200
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
根本 明宜 横浜市立大学, 医学部, 准教授 (20264666)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水落 和也 横浜市立大学, 附属病院, 准教授 (60254182)
横井 剛 横浜市立大学, 附属病院, 助教 (10511610)
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Keywords | 福祉用具・支援機器 / 義肢装具 / リハビリテーション / 早期退院 / 下腿切断 |
Research Abstract |
平成22年度は新たなソケット作製キット導入の効果を客観的に計測するための計測系の整備が主な事業であった。断端の形状変化を捉えるための3次元スキャナーの導入を行い、使用するソフトウエアへの習熟、精度検定を行った。 平成22年7月には本学附属病院の研究倫理委員会に届け出、介入研究としての承認を得、UMINの介入研究公開システムに登録を行った。 今回の研究費の支給額が要求額の75%程度であり、計測機器導入は比較的順調に行えたが、計測のためのソフトウエアについては割引が困難な商品であり、当初予定したソフトウエアの導入が出来なかった。そのため、実機の確認、デモンストレーションを再度行う必要が生じ、実験開始が3ヶ月ほど遅れてしまった。 実際の被験者のエントリーは平成23年1月より行ったが、平成22年度中には症例がなかった。(平成23年4月に1例目をエントリーした。) また、対象となるこれまでの切断例について過去のデータからの抽出を行い、診療録の後方視的調査を開始した。対象となりうる症例のリストアップが終了し、診療録にて後方視的に切断日、切断原因、切断から義足処方、切断から歩行、本義足の作製までの期間、断端集計の変化などのデータを集めている。 今年度は妥当性の検定が行え、計測に耐えることを確認できたが、実質的なデータは得られておらず、本研究に関する研究発表には至っていない。 分担研究者の横井が異動のため平成22年度一杯で交替することとした。
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