2013 Fiscal Year Annual Research Report
新たなソケット作製キット導入により早期義肢装着を可能にするシステム構築
Project/Area Number |
22300200
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
根本 明宜 横浜市立大学, 医学部, 准教授 (20264666)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水落 和也 横浜市立大学, 附属病院, 准教授 (60254182)
花田 拓也 横浜市立大学, 附属病院, 助教 (60713229)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 義足処方システム / 早期退院 / 早期歩行獲得 / 下腿義足 |
Research Abstract |
平成22年度よりその場で完成できるソケット作成キットと全表面に均等に圧をかけてソケットを硬化させる加圧機を用いて作成した義足により、採型とソケット装着の時間差を無くし、頻回にソケット交換することで、より早くに断端の形状が安定し、実用的な義足歩行を獲得するシステムを用いての義足処方を行っている。評価のため、3次元スキャナーを用いて断端形状の計測を行っている。 平成23年度に1例、平成24年に1例、平成25年に1例のエントリーがあり、計3例について義足処方後の経過観察で定期的に計測を行っている。1例目では本義足作成の際に、断端末の適合が不十分なため従来のソケット作成方法に戻したが、24,25年の2例は本義足も新たしい義足作成システムを用いて作成している。この2例については、断端の形状も全面荷重方式にふさわしい形状となっており良好な経過をたどっている。従来方法の義足処方と比べて、平均で約1週短くなっており、当初の目的は達せられている。なお、エントリーが3例に留まってしまったため、従来の義足処方と統計的に検討することは難しくなっており、ケースシリーズ研究として総括する。 研究報告としては、平成25年10月26,27日に佐賀県で行われた第29回日本義肢装具学会で前半の2例について症例報告を行った。全体のケースシリーズ研究としては平成26年6月5日から7日、名古屋市で行われる第51回日本リハビリテーション医学会にポスター演題として採択され、ポスター発表を行う。 分担研究者の高倉朋和が昨年度末で退職し、後任の助教の花田拓也に個人情報管理など分担を依頼した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)