2011 Fiscal Year Annual Research Report
骨関節三次元動態解析による全関節動態のデータベース化
Project/Area Number |
22300204
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
菅本 一臣 大阪大学, 医学系研究科, 寄附講座教授 (40294061)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
冨田 哲也 大阪大学, 医学系研究科, 寄附講座准教授 (30283766)
山崎 隆治 大阪大学, 臨床工学融合研究教育センター, 特任准教授(常勤) (40432546)
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Keywords | 骨間接動態 / 3次元動態解析 / MRI / 生体内動態 |
Research Abstract |
前年度に引き続き健常ボランティアを対象に全身の関節(手指関節、手関節、肘関節、肩関節、頚椎、胸椎、腰椎、膝関節、足関節)のMRI撮影を行った。それぞれの関節の検者間の関節角度を一定に保目的で各関節に応じたMRI撮影時に各関節の角度を精度よくコントロールできる装具を開発作成し用いた。これによりMRI撮影時の各関節の角度は一定精度を保事が可能であった。それぞれの関節において3-5肢位でMRI撮影を実施し画像を得た。コンピュータソフトを使用し各MRI画像より骨の輪郭を抽出しそれを重ね合わせる事により各関節の骨3次元モデルを作成した。さらに各関節の撮影肢位間での動きをコンピューター上でシュミレーションすることで生体内3次元動態解析を進めた。それぞれの関節によって解析できた数は若干異なるが大旨5-8例程度の解析は遂行できた。健常人の各関節生体内動態はある程度のばらつきは認められるものの、一定の範囲で一定の動態を示す事が明らかとなった。また関節によってはこれまでの屍体関節を用いたinvitroで示された動きとは異なる動態を示す関節もあり、今後さらに解析数を増やす事で検証する予定である。収集できた画像情報から対象となる関節のデータベースを収集し蓄積をはじめ、データベースの作成を開始した。 MRI1画像からの輪郭抽出はまた完全自動化が困難な状況でこの過程が本研究の律速段階となるためより精度よく簡便に輪郭抽出可能なソフトウェアーの開発も同時に進めた。さらにデータベース化のスピードアップのためコンピュータソフトを使いこなす人材の育成も引き続行なった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究課題中に各関節10-15例の解析を目標としている。各関節大旨5-8関節の画像解析の実施が遂行されており、今後ソフトウェアーの扱いにもなれてくるため当初の予定数を今年度に十分遂行しうる進捗状況と考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度も前年に引き続き健常ボランティアの手指関節、手関節、肘関節、肩関節、頚椎、胸椎、腰椎、膝関節、足関節のMRI撮影を行いコンピュータソフトを使用し生体内3次元動態解析を進める。最終的に各関節10-15例の解析を目指す。また画像データのデータベース化を行い、医学教育上有用なツールの作成を試みる。
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Research Products
(30 results)
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[Presentation] The new assessment methods of intra-operative and post-operative coronal laxity in total knee arthroplasty by using navigation and 2D-3D registration system2011
Author(s)
Ebina K, Kurita M, Tomita T, Tamaki M, Yamasaki S, Noguchi T, Koizumi K, Kakiuchi M, Ochi T, Sugamoto K, Hayashida K
Organizer
Annual European Congress of Rheumatology
Place of Presentation
London, United Kingdom
Year and Date
2011-05-25