2011 Fiscal Year Annual Research Report
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22300214
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Research Institution | Chukyo University |
Principal Investigator |
近藤 良享 中京大学, スポーツ科学部, 教授 (00153734)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齋藤 健司 筑波大学, 人間総合科学研究科, 准教授 (80265941)
向井 直樹 筑波大学, 人間総合科学研究科, 准教授 (70292539)
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Keywords | ドーピング / 防止教育 / 教材分析 / 意識調査 |
Research Abstract |
平成23年度は、前年度の調査に基づくドーピング防止教育の現状課題の分析と教育モデルの検討および各国のドーピング防止教育の資料収集と分析し、HPの立ち上げ、テキスト作成を準備した。 1.日本の体育系大学生および日本の競技団体におけるドーピング防止教育の現状分析 2.世界各国のドーピング防止教育の教材収集と分析 3.ドーピング防止に関するHP(ホームページ)の内容検討 4.『アンチ・ドーピング講義用』テキストの構想 平成23年度は、ドーピング防止教育の現状課題を分析することによって、3名の担当者がそれぞれの領域の教授要目を提出し、講習のモデル案の作成を試みた。さらに、各国のドーピング防止教育の教材収集および分析も継続した。 意識調査結果の分析によって、これまでの意識調査と同様に、ドーピング関連情報の不足とそれに伴う陽性不安が抽出されたし、無関心層への介入的方法も重要な課題であることが確認された。これらに基づいて、ドーピング防止のアンバサダー(使者)として選手、指導者、研究者を任命、依頼する場合の教授モデル案の作成を進めた。これらの成果をホームページ上にアップするための準備をした。また、アンバサダーの質的補償をするためにアンチ・ドーピングのテキスト作成の準備を行い、その代表的な資料として、筑波大学体育専門学群で開講している「アンチ・ドーピング」のシラバスを見本に編集に着手した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の研究計画にあげられた平成22年、23年度の課題のそれぞれを順調に進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度には、アンチ・ドーピングの意識調査、教材分析などを元に、ホームページの立ち上げ、さらには、体育系大学生への授業、講習会、セミナー、などで使用する「アンチ・ドーピング」のテキストを作成して、その中に、研究成果を網羅したい。
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