2012 Fiscal Year Annual Research Report
トップアスリートのセカンドキャリア開発支援システムの構築に関する研究
Project/Area Number |
22300215
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
吉田 章 筑波大学, 体育系, 研究員 (10015852)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡部 厚一 筑波大学, 体育系, 准教授 (30447247)
山口 香 筑波大学, 体育系, 准教授 (40220256)
菊 幸一 筑波大学, 体育系, 教授 (50195195)
高橋 義雄 筑波大学, 体育系, 准教授 (70303592)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | トップアスリート / セカンドキャリア / キャリア支援 / キャリア構築 / キャリア教育 / サブシステム / キャリアサポート / キャリアトランジション |
Research Abstract |
トップスポーツにおける競技活動の多様化と高度化、及び急激な企業経営環境の変化等の影響を受けてセカンドキャリア問題がアスリートに顕在化してきている。これらトップアスリートの競技引退後の姿にこそ、我が国のスポーツ振興における好循環の原点が存在すると言える。これらの課題に対して欧米のシステムを参考にしつつ、特にアジア地域の実情を把握するとともに、アスリートの再就職問題といった個人的視点から脱し、競技引退後の社会生活を困難なものとするような仕組みを生み出すきわめて社会的な問題としてとらえた。これらの実態を把握するため、まず国内の各競技種目を統括する組織を対象とした調査を行った。それによれば5年前の段階より若干の進歩は認められるものの、依然として指導者や個人の問題に帰するところが多かった。またマネジメント会社に所属する選手を対象とした調査からは、キャリアに対する認識と自覚はあるものの関係する情報の少なさや引退後について考えることへの抵抗感から具体的準備ができていない実態が明らかとなった。種目特性としてはサッカーと陸上競技を事例として考察した。そして自治体としての観点から沖縄県と野沢温泉村を対象とした。更に女性アスリートとしてのキャリア問題についてメダリストを中心とした調査を行うとともに、マイナースポーツの事例として水球競技選手に関する調査も実施した。結論としてアスリートのキャリア特性を的確に把握することの重要性と社会機能とのマッチングを推進するシステムの必要性、そして何よりも自身の自覚を促す教育システムの必要性が明らかになった。これらの結果については国際シンポジウムとして成果発表を行うとともに、Top Athlete Career Suportとしてのホームページ<http://tacs.tsukubauniv.jp/tacs/>をシステム構築することによりその全体を報告している。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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