2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22300236
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
木竜 徹 新潟大学, 自然科学系, 教授 (80115021)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山崎 健 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 教授 (50092739)
牛山 幸彦 新潟大学, 人文社会・教育科学系, 准教授 (20213415)
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Keywords | 運動処方と運動療法 / ユビキタス / 履歴データベース / スレッド化 / 筋シナジー / タブレット情報端末 |
Research Abstract |
筋活動と自律神経活動の観点からスキルやパフォーマンスを考慮したAdvanced「疲労モデル」を検討するフィールド実験,タブレット情報端末による情報のOn-Siteフィードバック,さらに履歴データベース構築を目指したWebsite構築を実施した.実証フィールド実験として,計測データの一次処理とサーバーへのアップロードおよび解析結果のフィードバック効果を検証し,少人数であるが被験者の体感との比較を得た. 運動評価の手法に運動習慣(熟練度)との関係を評価するため,スクワット運動を対象に計測データの履歴を取得し,筋シナジーの観点から解析した.筋シナジーと筋疲労との関係に関しては,さらに筋疲労に対する補償運動との関係を探る必要があった. 運動状態の計測でユビキタス性を上げるには,安価なセンサユニット計測を高価で高精度計測センサユニット計測で裏付ける必要がある.そこで,従来よりも広い範囲を計測できるマトリックス電極を導入した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
個人向け運動支援ユビキタスシステムにおいて履歴データベース設計・構築を実現するにあたり,フィールドで解析処理結果をタブレット情報端末にフィードバックする試作システムを実現.運動支援で運動評価の手法に,筋シナジーで動作の熟練度との関係評価を実施し,日常的データ計測のデータベース化を試みた.しかし,定期的な被験者数の確保がまだ十分でなく,計測・評価法及び統計処理の観点から疲労モデル構築が今後の課題である.
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Strategy for Future Research Activity |
スキルやパフォーマンスを評価する精度の高い計測・疲労評価法を個人向けユビキタスシステム(何時でも,何処でも,誰でも使えるシステム)とする様,汎用デバイスの精度検証を用い,個人向け運動支援システムの実用化を目指す,さらに,On-Siteでのユビキタス計測・評価結果フィードバックの有効性をフィールドで検証する.この際,専門分野の研究者による評価を得ながら,実際の場面での活用事例(指導法の情報共有)を進める.その上で,個人がその場で運動意欲と疲労のバランスを考慮した安全な運動を判断できるシステムとなりうるか否か,実用的な場面で有効性を検証する.
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Research Products
(7 results)