2014 Fiscal Year Annual Research Report
アジア・北欧諸国のセイフ・コミュニティにおける自助-共助の仕組みに関する研究
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22300254
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Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
水村 容子 東洋大学, ライフデザイン学部, 教授 (30331341)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | セイフ・コミュニティ / スウェーデン / 普及啓発 / 家庭内事故 / 転倒予防 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度においては、海外調査および国内調査として以下のものを実施した。 1.海外調査:北欧、スウェーデンにおいて開催された、セイフ・コミュニティのヨーロッパ地域カンファレンスに参加し、特に開催地であると同時にセイフ・コミュニティとして一番最初に認証された自治体である、リドシェーピン市の持続的な試みに内容についてヒアリング調査を実施した。特に、単身居住高齢者の安全・安心を維持するための試みとして、地域にアクティヴシニア向けの交流施設を設置し、そこにおいて、平時からの交流促進を図ると同時に、家庭内事故予防のための運動プログラムなどを展開している状況は明らかになった。 2.国内調査:国内調査はさらに以下の3調査によって構成される。 ①埼玉県北本市の依頼により作成した高齢者転倒予防リーフレットの効果に関する調査を実施:前年度において調査・作成した高齢者の転倒予防リーフレットを、健康増進センターなどにおいて高齢者に閲覧していただき、情報の有効性、普及啓発の効果などを検証する調査を実施した。リーフレットを通じた普及啓発に関する有効性は高く評価された一方、その内容について、より異なった情報提供を求める声が聞かれた。 ②埼玉県秩父市の依頼により高齢者の家庭内事故発生実態を把握する調査を実施:秩父市における高齢者家庭内事故予防に資する基礎的なデータ取得を目的として、自治体内の老人会などを通じてアンケート調査を実施した。具体的に事故が発生する場所やそのメカニズムに関する傾向が読み取れた。 ③同様に、埼玉県秩父市の依頼により子どもの家庭内事故発生実態を把握する調査を実施:高齢者に次いで、家庭内事故の犠牲者が多い乳幼児の事故実態把握を行うため、市内の保育施設・幼稚園を通じて、アンケート調査を実施した。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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