2012 Fiscal Year Annual Research Report
科学リテラシー教育における理系の職業観と理系進路の意識形成過程
Project/Area Number |
22300274
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Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
小倉 康 埼玉大学, 教育学部, 准教授 (50224192)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 理系進路 / キャリア教育 / 科学的リテラシー / 科学技術人材育成 / 科学コミュニケーション / 科学部 / 女性研究者 |
Research Abstract |
本研究は、中等教育段階(中学校・高等学校)における生徒の理系の職業と理系進路に関する意識の形成過程、生徒の意識と理数の学力形成や家庭環境との関係、及び生徒の意識と学校における教育活動や地域の教育的・社会的・経済的環境との関係を、質問紙による全国的な実態調査によって明らかにすることによって理系進路選択と理系文系選択に関する問題点を明らかにするとともに、生徒の理系の職業と理系進路に関する適切な意識形成のための指導事例を開発することを目的としており、以下の5点を実施した。①平成23年度に実施した中学校と高等学校における全国実態調査の二次分析を行い、生徒が将来就きたい職業に関して、中学3年、高校1年及び3年の全国的な実態とともに2006年PISA調査の結果と比較し、日本における科学技術人材育成教育の現状と課題を明らかにした。②全国実態調査の結果から、効果的な取り組みを実践していると推定される学校の取り組みの具体やその背景を訪問事例調査し、量的質的両面から結果の解釈を進展させた。③効果的な教育プログラムの開発のため、協力中学校で、科学部活動を中核として、情報通信分野の最先端研究と連携して、最先端科学技術と研究者に対する中学生の理解と関心を深めるプログラムを実施し、研究データを収集・分析した。④2011年TIMSS調査の中学2年生の結果を生徒の職業意識と学力との関連について分析し、傾向を明らかにした。⑤調査結果の報告書を公開するとともに、国内外の学会・研究会で成果を発表した。海外については、イタリアとアメリカで開催された国際会議で発表した。また、国内でシンポジウムを開催し、幅広い教育関係者に成果を報告し、今後の活用に関する議論を通じてその普及を図った。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(17 results)