2012 Fiscal Year Annual Research Report
授業記録の読解方略に基づく授業記録改訂(授業過程可視化)の方法の開発
Project/Area Number |
22300278
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Research Institution | Hokkaido University of Education |
Principal Investigator |
三橋 功一 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (40166062)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 昌彦 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (00281858)
尾藤 弥生 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (20322860)
細川 和仁 秋田大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (30335335)
姫野 完治 秋田大学, 教育文化学部, 准教授 (30359559)
浦野 弘 秋田大学, 教育文化学部, 教授 (50185089)
梅澤 実 帝京科学大学, 公私立大学の部局等, 教授 (60314887)
佐々木 貴子 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (60322864)
山崎 正吉 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (80107242)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 授業記録 / 読解 / 授業過程 / 可視化 / 文節 / スキーマ / 授業構造 |
Research Abstract |
授業研究は,授業改善,授業力量形成,授業についての学問的研究を目的に行われ,実践としての授業を観察・記録し,その授業記録を定式化された手続きにより対象化することからはじまることから,授業記録の読みは授業研究の重要な要素である. (1)教師と教師志望学生の授業記録の読みの調査 授業記録を読む手がかりについて,教師と教師志望学生(以下学生)を対象に質問紙調査に基づき因子分析を行い,「①主質問,②相互作用,③教材・教具,④学習者,⑤キーワード,⑥体験,⑦分節,⑧立ち止まり,⑨ヒント」の9因子を抽出・解釈した.また,「①主質問,②相互作用,③教材・教具」の3因子は,授業記録読解の重要因子であり「授業スキーマ」の構成要素と考えられる.さらに,学生の授業記録読解は、「⑦分節,⑧立ち止まり」を手がかりとした「テキストベース」であり,教師の読解は「①主質問,②相互作用,③教材・教具,④学習者,⑥経験」の既有知識・スキーマを手がかりとした「状況モデル」構築処理と捉えられる. さらに,教師に限定した結果,「①授業構造,②学習目標,③分節,④教材・教具,⑤注目語,⑥模倣,⑦吟味,⑧学習活動,⑨自己体験,⑩補完」の10因子を抽出・解釈した.とりわけ,「①授業構造(主質問、相互作用等)」の寄与率は極めて高い.さらに,教職経験年数5年以下経験教師は「⑥模倣」,6年以上経験教師は「①授業構造,③分節」をそれぞれ主要な手がかりとして読みを進めるという知見を得た (2)授業記録読解(「授業過程可視化・改訂」)手続き 前記知見に基づき、教師志望学生の授業記録読解に際し「教材研究活動」と「主質問、相互作用、分節等」の視点を提案し、「授業過程可視化・改訂による授業研究」を試行し、効果を検証した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(13 results)