2012 Fiscal Year Annual Research Report
ノートテイキングの形成的評価による情報技術活用教育の授業改善に関する研究
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22300281
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
中山 実 東京工業大学, 社会理工学研究科, 教授 (40221460)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
六浦 光一 信州大学, 経済学部, 教授 (00106147)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | オンライン学習 / ノートテイキング / 情報技術活用 / 学習者評価 / 授業改善 |
Research Abstract |
本研究では、定常的に行われているオンライン学習において、学生のノートテイキングの内容を分析し、それによる学習過程の検討と効果的な学習指導について開発することである。また、ソーシャルネットワークでの記録による学習評価の可能性を検討することである。本年度は以下の検討を行った。 (1)ICT環境での学習である、ブレンディッド学習とフルオンライン学習の2つの学習形態での、学生のノートテイキングの意識評価項目を構成して調査した。その結果、ノートテイキングの意識について3因子が抽出され、2つの学習形態で共通する因子を確認した。ノートテイキングの意識に関する因子得点は、2つの学習形態では差は見られなかった。一方、ノート評価の上位群と下位群との間では有意な差があった。これに性格や情報リテラシーの学習者特性を加え、ノート評価やテスト得点に及ぼす影響を共分散構造分析によって、学習形態による因果関係の違いを明らかにした。 (2)2つの学習形態におけるノート記録内容を抽出分析して得られた記述内容の特徴量として記録割合や語彙のカバー率を算出し、テスト得点との関係を共分散分析で調べた。この場合も、ノート評価が影響することを明らかにし、ノート記録の活動の重要性を確認した。 (3)これまでの調査結果に基づいて、ノート記録の活動を改善するために、ブレンディッド学習で、受講学生にノート記録の指導を行い、授業期間内でのノートテイキングの意識に関する因子得点の変化を調べ、指導が与える効果を測定した。 (4)ソーシャルメディアで記録した内容の評価方法を検討し、実際の授業での記録に適用して評価妥当性を検討した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(8 results)