2010 Fiscal Year Annual Research Report
学習持続性を意識した情報の科学的な理解のコアコンピタンス向け学習プログラムの開発
Project/Area Number |
22300286
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
香山 瑞恵 信州大学, 工学部, 准教授 (70233989)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
二上 貴夫 東海大学, 専門職大学院・組み込技術研究科, 教授 (60459477)
飯田 周作 専修大学, ネットワーク情報学部, 教授 (80338590)
布施 泉 北海道大学, 情報基盤センタ, 准教授 (70271806)
不破 泰 信州大学, 情報処理センタ, 教授 (00165507)
國宗 永佳 信州大学, 工学部, 助教 (90377648)
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Keywords | 情報の科学 / アルゴリズム的思考法 / 情報デザイン / 情報システム / 中高大連携 |
Research Abstract |
本研究の目的は、情報の科学的な理解促進のための学習プログラムの開発にある。情報の科学に関するコアコンピタンスを整理し、情報産業を担う人材の早期育成も視野に入れた学習プログラムの具体化と運用を図る。情報の科学のコアコンピタンスを「情報の表現」ととらえ、そのミニマムエッセンシャルズを次の3項目とする。「情報的見方・考え方の根本を成す「対象の抽象化」(手続きとモデル化):AL」、「システム設計・運用分野で基礎としての「情報システム」(符号化と通信):IS」、「コンテンツ設計・開発分野の基礎としての「情報デザイン」:ID」。 研究期間全体を通じて、目標とする研究成果は以下の通りである。ALでは、手続きによる抽象化(AL手続き)とモデル化による抽象化(ALモデル)とに対して、中高大での教育実践の展開と支援ツールの新規開発を行う。ISでは中学校での展開と通信に関する新規教材開発を行う。そして、IDでは課題事例集教材・指導手引書の編纂とそれらに基づく実践支援を試みる。H22年度は上記活動における<調査・教材テストベット開発・テスト授業展開>期と位置付け、以下の活動を行った。 AL手続き:アルゴリズム的思考法による複数大学での教育実践を開始し、アルゴリズムデザインツールによる実践と、机上での展開(フローチャートや箇条書き)の2種を試みた。これらの展開から例題・課題事例を整理した。 ALモデル:関係の図示による抽象化思考法を取り入れた高校授業実践に関する調査を実施する。米国の研究協力者の授業を中心に、具体的な指導方法を観察・記録する。授業記録は米国の研究協力者に依頼する。また、大学での教育利用を意図した、モデリング用学習ツールとするMDD学習向け統合開発環境の仕様を具体化した。 IS:WIFIとの無線障害を回避すべく、符号化に関する教材の改良を行った。 ID:これまでに刊行した情報デザイン課題事例集に基づく高校実践支援を開始した。
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Research Products
(15 results)
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[Presentation] 情報倫理教育の国際比較2010
Author(s)
中村純, 深田昭三, 岡部成玄, 布施泉, 村田育也, 山田恒夫, 辰己丈夫, 上原哲太郎, 中西通雄, 多川孝央, 山之上卓
Organizer
2010年度情報処理学会研究報告.第5回コンピュータと教育研究会報告
Place of Presentation
秋田市(秋田大学)
Year and Date
2010-09-25
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[Presentation] 教育用ロボットを使った授業案の共創2010
Author(s)
伊藤敏, 井上祥史, 井戸坂幸男, 兼宗進, 香山瑞恵, 二上貴夫, 原行人, 金秉旭, 金韓成, 權大容, 李元揆, 栗本直人, 須浦裕光
Organizer
第35回教育システム情報学会全国大会
Place of Presentation
札幌市(北海道大学)
Year and Date
2010-08-27
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