Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内藤 久資 名古屋大学, 多元数理科学研究科, 准教授 (40211411)
山口 由紀子 名古屋大学, 情報基盤センター, 助教 (90239921)
中野 秀雄 名古屋大学, 生命農学研究科, 教授 (00237348)
武田 一哉 名古屋大学, 情報科学研究科, 教授 (20273295)
長谷川 明生 中京大学, 生命システム工学部, 教授 (20126890)
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Research Abstract |
本研究では,名古屋大学の情報サービスに関する中心組織である情報連携統括本部およびVCLの構築・運用をすでに行っているNCSUとの強力な連携の下,(1)VCL基盤の構築・運用,(2)情報科学,工学,化学,生物学,数学の教育現場での利活用,(3)VCL基盤の応用展開,の3つの軸それぞれに沿って段階的に研究を推進する. まず,昨年度構築されたVCLに盤の試験運用を行いつつ,個人用データリポジトリ,コース管理システム,大学ポータルとの連携のための認証基盤の構築を行った.その際,IMS Global Learning Consortiumが提供するLearning Tool Interoperability標準での統合を検討した.また,試験運用に合わせて,IPv6での利用や,システムやネットワークのモニタリングを行う準備が整った. 教育現場での利活用に関しては,実際の教育現場での利活用の可能性を検討するとともに実習計画書を作成し,それに沿った準備を進めた. VCL基盤の応用展開に関しては,VCL基盤を用いた個人利用特殊アプリケーション利用に関するニーズ調査について,米国で行われている同様の調査であるCampus Computing Projectに関する調査を行った. 3月には,研究分担者との会合を開催し,計画が遅れ気味に進んでいる状況を共有するとともに,来年度に向けた研究計画の議論を行った. なお,ボトルネックなどのシステム解析およびVCLのユーザビリティに関する調査については,VCL基盤システムの実運用まで至らなかったため,来年度に持ち越すこととした.また,基幹システムとの統合についても,研究代表者の異動に伴い,名古屋大学の基幹システムとの統合ができなくなったため,別途構築中の東海アカデミッククラウドとの統合を模索する予定である.
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