2012 Fiscal Year Annual Research Report
仮想コンピューティング実験室によるクラウド型専門教育実習環境とその応用
Project/Area Number |
22300288
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
梶田 将司 京都大学, 学術情報メディアセンター, 教授 (30273296)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中野 秀雄 名古屋大学, 生命農学研究科, 教授 (00237348)
河口 信夫 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (10273286)
松本 正和 岡山大学, 自然科学研究科, 准教授 (10283459)
長谷川 明生 中京大学, 情報理工学部, 教授 (20126890)
山里 敬也 名古屋大学, 教養教育院, 教授 (20252265)
武田 一哉 名古屋大学, 情報科学研究科, 教授 (20273295)
間瀬 健二 名古屋大学, 情報科学研究科, 教授 (30345855)
内藤 久資 名古屋大学, 多元数理科学研究科, 准教授 (40211411)
後藤 明史 名古屋大学, 情報基盤センター, 准教授 (50225645)
鈴木 常彦 中京大学, 情報理工学部, 教授 (80350982)
山口 由紀子 名古屋大学, 情報基盤センター, 助教 (90239921)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | クラウドコンピューティング / 教育用学生端末 / デスクトップクラウド / 専門実習教育 / 教育の情報化 / eラーニング / オープンソース |
Research Abstract |
本研究では,ブレードコンピュータを用いた高密度・高性能計算機群上に専門教育で必要なコンピュータベースの実習環境を仮想計算機として実現することにより,様々な専門教育現場において多数の教員・学生が低コストかつオーダーメードで利用できる「仮想コンピュータ実験室 (Virtual Computing Laboratory, VCL) 基盤」の構築を目的として,(1) VCL 基盤の構成・運用,(2) 情報科学,工学,化学,生物学,数学の教育現場での利活用,(3) VCL 基盤の応用展開,の3つの軸から「クラウド型専門教育実習環境とその応用」に関する研究開発を行ってきた. まず,これまで段階的に進めてきた3つの軸に沿った各研究の成果をとりまとめるため,(1) 計算機リソース基盤,(2) VCL 基盤,(3) 貸出仮想計算機,(4) アクセス手段,の4つの技術的なレイヤと (a) 管理者支援,(b) 利用者支援の2つの支援体制に沿って VCL サービスの提供に必要なコンポーネントを分解した VCL サービス階層モデルを導入した.これにより,これまでの VCL サービスの変遷と課題を整理するとともに,「大学教育の情報化」の観点から今後の方向性をまとめた. また,成果を社会に発信するための公開シンポジウムを2013年3月21日に名古屋大学情報基盤センターにて開催し,九州大学における VCL の取り組みと対比しながら VCL によるクラウド型専門教育実習環境の今後について議論を深めた.特に,実習用仮想計算機環境を科目ごと・担当教員ごとに準備していては開発・保守コストが非常に高くなってしまうため,仮想計算機イメージのコミュニティでの共有化の必要性が認識された.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(9 results)