2012 Fiscal Year Annual Research Report
Low Level Interactionによる知的メンタリング機能の基盤開発
Project/Area Number |
22300294
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
松居 辰則 早稲田大学, 人間科学学術院, 教授 (20247232)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平嶋 宗 広島大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (10238355)
小西 達裕 静岡大学, 情報学研究科, 教授 (30234800)
小島 一晃 早稲田大学, 人間科学学術院, 助教 (30437082)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | Low-Level Interaction / 知的メンタリングシステム / 知的学習支援システム / 学習ログ情報 / 心的状態の推定 / オントロジー / 視線計測 / 生体情報 |
Research Abstract |
本研究の目的は,Low-Level Interaction(LLI)を用いた知的メンタリングシステム(IMS:Intelligent Mentoring System)実現のための技術的基盤を構築することにある.具体的には広義の学習支援システム(e-learningを含む)において学習者の理解状態,心理状態の両側面を推定する機能を実装し,適切な自動メンタリングを実現するために必要なモデルと技術基盤を開発する.本研究の中心的課題は,(1)LLIからの心理状態を推定するためのモデルの構築,(2)学習履歴とLLIとの融合方式の開発,そして,(3)適切かつ適応的なメンタリング情報の生成手法の確立,の3点にある.また,本研究で開発するシステムにおいては「学習者は特別な器具を装着しない」ことを重要なコンセプトとしており,本研究の成果は「いつでも,どこでも,どのような環境でも実現可能」な高度な学習支援機能を具備したe-learningシステムの研究開発に大きく寄与することを目標としている. これらを実現するために,各種センサーを用いた実験により取得可能なLLIリソースの検討と心理状態の評価結果との比較・分析によりモデルの構築を行った.具体的な成果としては,マウス,キーボードから得られる情報のみを用いて,学習者の行き詰まり状態(困惑度)を推定するモデルの構築とシステム実装を行った.さらに,視線計測装置から得られた情報をマウス操作から得られた情報で近似することにより,マウスから得られる情報のみで,視線計測装置によって得られる情報と同等に学習社の推定が行える可能性を確認した.そして,各種デバイスから得られる情報と学習者の心的状態との汎用的な関係をオントロジーで記述・整理を行った,これらの成果はIMSの研究開発の基盤研究として位置づけられる.なお,具体的なIMSの構築は継続して研究開発を行う.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(31 results)