2012 Fiscal Year Annual Research Report
化学物質総合管理に係るキャパシティ・ビルディングの促進のための調査研究
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22310028
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Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
増田 優 お茶の水女子大学, 大学院人間文化創成科学研究科, 教授 (50359684)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹山 春子 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (60262234)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 環境政策 / 化学物質総合管理 / 能力強化 / 法律要綱 / 情報共有公開基盤 / 企業活動評価 / 人材育成体制 |
Research Abstract |
日本社会の化学物質総合管理の能力強化のための課題を整理し、三位一体の包括的な改善行動計画として化学物質の総合管理に関する法律要綱を具体化し提言・公表した。 1.法律や行政など社会的枠組みの再編に関する考察と提言 (1)化学物質総合管理の包括的な管理法を整備するため、管理の標準的手順、基本的管理制度、執行体制の整備、などについて提言した。 (2)政府が行った「SAICMの国内実施計画の策定」、「今後の化学物質管理政策に関する合同検討会」などを検証し国際動向からの乖離などを指摘しつつ、行政組織の見直しを強く提言した。 2.情報の提供・交換・共有・開示のシステムの構築に関する考察と提言 (1)REACH規則などにおける情報共有公開基盤の基本的な考え方と特徴を明らかにし、日本における情報共有公開基盤の在り方について提言した。 3.評価指標を活用した各セクターの評価結果に関する総合的考察と提言 (1)企業の化学物質総合管理の水準は総体としては向上傾向にあるとはいえ、企業の姿勢や関心度により大きく影響を受けており、社会的な枠組みの設定などさらなる取り組みの必要性が明らかになった。 (2)大学など教育機関や試験評価機関の課題に加えて政府機関の化学物質総合管理の水準が企業平均に遠く及ばず、かつ、改善傾向もないことを確認し、行政の枠組みの再構築が必須であることを提言した。 4.化学物質総合管理に関する社会人教育のあり方と実践 (1)知の市場において社会人向け教育と修士課程院生向けの教育を実践しつつ英米における社会人教育に関して情報を収集して比較検証し、教育内容や教育手法そして評価方法などについて課題を明らかにした。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(21 results)