2012 Fiscal Year Annual Research Report
事故・防災対策としての危機管理対応体制のあり方に関する政策分析
Project/Area Number |
22310093
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Research Institution | National Graduate Institute for Policy Studies |
Principal Investigator |
大山 達雄 政策研究大学院大学, 政策研究科, 特別教授 (30134323)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土谷 隆 政策研究大学院大学, 政策研究科, 教授 (00188575)
中埜 良昭 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (10212094)
諸星 穂積 政策研究大学院大学, 政策研究科, 教授 (10272387)
目黒 公郎 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (40222343)
岡崎 健二 京都大学, 大学院工学研究科, 教授 (90418682)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 防災対策 / 危機管理 / 社会システム / 政策分析 |
Research Abstract |
1900年から2012年にかけてわが国で起こった地震と津波に関する重大災害の発生記録および、死者行方不明者に関する被害記録の詳細なデータ解析と、同様にインドネシアでの同期間における地震と津波に関する発生記録、被害記録の解析を行なった。さらに上記期間を3期に分割し、各期における地震、津波の発生状況、被害状況を日本とインドネシアの両国に対して精査、分析し、比較を行なった。特に両国の全期間、各期間に対する地震、津波の発生状況、被害状況に関しては、地震、津波データに適合する確率分布の推計、特定化を行い検証した。さらには、地震発生箇所、震源地、震度等の各種要因が被害状況に対してどのような影響を及ぼすかについても数理モデルを構築、定式化し、要因別のインパクトを定量的に分析した。地方自治体、政府による公共部門における防災政策の策定、実施、評価についての検討を行なった。 日本とインドネシアの地震、津波による被害からの復旧状況について、特に農業を中心に地域特性分析を加えつつ比較分析を行なった。また復旧政策に関する政策実施効果の定量的評価を志向するための政策分析を試みた。 わが国の主要交通機関として航空機、ヘリコプターを取り上げ、過去数十年間における事故データ解析を行なった。航空機に関しては大型機とそれ以外とで事故発生、被害状況についてどのような相違、傾向があるかの検証を行ない、ヘリコプター事故については、機体規模別、用途によりどのような相違、傾向があるのかを検証した。これらの研究成果については現在論文としてまとめている。 わが国の大都市における緊急時救急システムを対象として、東京の救急車の最適施設配備を求める数理モデルを構築し、実証分析を行なった。研究成果は国際学会で発表し、論文として刊行した。 本研究課題に基く研究成果をまとめ、最終報告書として刊行した(平成25年8月、481ページ)
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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