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2013 Fiscal Year Annual Research Report

鉄代謝異常を伴う先天性運動失調マウスの病理学的及び分子生物学的解析

Research Project

Project/Area Number 22310122
Research InstitutionJikei University School of Medicine

Principal Investigator

橋本 尚詞  東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (80189498)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 日下部 守昭  東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (60153277)
立花 利公  東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (80163476)
Project Period (FY) 2010-04-01 – 2014-03-31
Keywords運動失調 / モデルマウス / 鉄代謝 / lincRNA / 神経変性疾患
Research Abstract

本年度は、昨年度にSureselectシステムを用いて抽出・濃縮行った約10Mbps領域のゲノムDNAを解析した。得られたデータをC57BLのリファレンス配列にマッピングし、Wt確定マウス(以下、Wt)はhomoであり、運動失調発症マウス(ホモ)は変異がhomo、hetero確定マウス(ヘテロ)はhetero配列であった変異は、全体で1653ヵ所あり、SNPが1477ヵ所、Insertionが51カ所で、Deletionは125ヵ所であった。しかし、これらの変異は既知のcoding領域ではなかった。マップしたデータを精査したところ、ホモのみで、lncRNAであるGm13912の第2イントロンに7048bpsの欠損部位が見いだされた。この部位はヘテロでは欠損と正常のhetero状態であり、Wtでは正常のhomoであった。この欠損部位の両端で、欠損部位に跨るPCRのprimerを設計し同時に増幅すると、Wtでは欠損部両端の2本のバンドが、ホモでは欠損部を跨いだ1本のバンドが、ヘテロでは両者の増幅を示す3本のバンドが得られた。この欠損部位を利用したgenotypingは系統維持にも有効と考えられる。現在、Gm13912のRNAのPCRで発現解析を行っている。また、交雑系マウスのヘテロを交配して得られた胎仔の脊髄神経節を培養し、胎仔のgenotypeと神経細胞や神経膠細胞の成長との関連を調べた。その結果、ホモ胎仔由来の神経細胞、神経膠細胞はWtやヘテロ胎仔由来のものに比べて、若干成長が遅く、神経膠細胞の神経突起への付着が悪くなっていた。さらに、脊髄神経に生じた空胞変性部位を電子顕微鏡で観察した結果、NF-200陰性の空胞は軸索と髄鞘の間に生じた間隙であることが明らかとなった。これらのことから、神経細胞と神経膠細胞の相互作用に関連する因子に異常があるのではないかと推察された。

Current Status of Research Progress
Reason

25年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

25年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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