2013 Fiscal Year Annual Research Report
生命統治時代の〈オイコス〉再考とポスト・グローバル世界像の研究
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22320022
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
西谷 修 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (20189286)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
眞島 一郎 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (10251563)
中山 智香子 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (10274680)
土佐 弘之 神戸大学, その他の研究科, 教授 (70180148)
森元 庸介 東京外国語大学, 外国語学部, 研究員 (70637066)
崎山 政毅 立命館大学, 文学部, 教授 (80252500)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | グローバル化 / 戦争 / 経済 / オイコス / 生政治 / 核技術 / 沖縄 / 自発的隷従 |
Research Abstract |
年度前半は、研究代表の西谷がパリ・ディドロ大学の招聘で1か月フランスに滞在してフクシマと破局をめぐる同大学の研究グループの主催するワークショップに参加し、講演・討議をおこなった。また、この滞在中に、核の社会的・思想的研究を精力的に行っているレンヌ大学のクリストフ・ダヴィッド教授と交流し、同氏を秋の国際シンポジウムに招聘、11月初旬に東京外国語大学でギュンター・アンダースをめぐるシンポジウムを開催するとともに、ワークショップを行い、さらに広島を共同で視察した。 また、〈オイコス〉再検討や、それに関連する政治と経済との関係、および軍事植民地問題などでつねに意識されてきたエティエンヌ・ド・ラ・ボエシの『自発的隷従論』を刊行し、その機会に12月21日に東京外国語大学で、このテーマがもつ現代的意義を検討するシンポジウムを開催、200名近い参加を得て実りある議論を行い、この記録を資料と併せて記録誌『自発的隷従を撃つ』にまとめた。 また、この間、中山は6月にトルコ(イズミール)で開かれた世界ケインズ大会に参加して本科研の研究成果を発表、2014年3月には西谷と森元がフランスに出張して、それぞれ研究者交流を行った。そして最後に3月26-28日に、研究のまとめの会合をかねて主要メンバーが原発事故3年目の福島を視察、現地の文学者などと交流した。予定していたホームページ作成は予算と時間の関係でできなかったが、計画した事業はおおむね達成できたと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)