2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22320029
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Research Institution | Senshu University |
Principal Investigator |
貫 成人 専修大学, 文学部, 教授 (80208272)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
副島 博彦 立教大学, 文学部, 教授 (30154694)
丹羽 晴美 学習院女子大学, 国際文化交流学部, 研究員 (30440259)
荒谷 大輔 江戸川大学, 社会学部, 准教授 (40406749)
尼ケ崎 彬 学習院女子大学, 国際文化交流学部, 教授 (70143344)
石渕 聡 大東文化大学, 文学部, 准教授 (80308155)
荒谷 京(島津京) 専修大学, 文学部, 講師 (80401496)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | コンテンポラリーダンス / 藝術 / 美学 / 身体 / 文化政策 / グローバルシステム / ドイツ / 照明 |
Research Abstract |
変貌する「アート」「藝術」の現状を、コンテンポラリーダンスについて探り、あらたな芸術論構築を図るのが本研究の目的であった。 そのために、平成24年度は、1、国内外コンテンポラリーダンス上演実態データ入力と分析、2、英独仏カナダなど各地で、関係者ヒアリングなど上演実態調査にもとづいて、各国の助成体制を明らかにし、また、グローバルシステムとの関連で、コンテンポラリーダンスの作品や作家の特性がどのように変化しているかを分析、3、コンテンポラリーダンスと制度、世界システム、歴史システムとの関連に関する理論的考察と、研究集会(2012年12月15日、13年3月20日)における発表と専門家による討論、4、コンテンポラリーダンスの美学的特性を、今回はとりわけ照明との関係で探るための、ダンス実演をともなう実験的研究集会(13年2月24日)をおこなった。 こうした調査や実験、分析の結果、わが国のコンテンポラリーダンス上演数が、見かけと異なり近年さらに増加していること、欧州における上演数が、首都圏におけるそれと著しく似ていること、また、ダンスと照明、音楽とのあいだに、従来、言われている以上の繊細な関係があることなどが明らかとなった。こうした成果によって、「アート」「藝術」の現状やその概念がどのように変貌し、その結果、どのような状況が出現しつつあるか、コンテンポラリーダンスという具体的実践の場面で、そのグローバルシステムを総括的に見通す理論構築の礎を獲得した。 調査結果の一部はすでに、1、貫や尼ヶ崎、荒谷などによる研究論文や講演、英訳を含む本研究ホームページにおいて講評されているほか、2、研究集会実演映像を含むDVDを作成した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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