2011 Fiscal Year Annual Research Report
初修外国語による携帯電話用表現モジュールの開発研究
Project/Area Number |
22320106
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
KASJAN Andreas 九州大学, 言語文化研究科(研究院), 教授 (80253524)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡田 義広 九州大学, システム情報科学研科(研究院), 教授 (70250488)
岡野 進 九州大学, 言語文化研究科(研究院), 教授 (10152323)
田畑 義之 九州大学, 情報基盤研究開発センター, 教授 (90207217)
曹 美庚 阪南大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (30351985)
田中 陽子 九州大学, 言語文化研究科(研究院), 教授 (70091238)
李 郁惠 東北大学, 学内共同利用施設等, 講師 (80399071)
山村 ひろみ 九州大学, 言語文化研究科(研究院), 教授 (90281188)
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Keywords | 携帯電話用教材 / 六ヶ国語 / 表現集・対話集 |
Research Abstract |
平成23年度当初に教材の全体構造を決定し、その後各ユニットの内容を検討し、各言語版の元になる日本語版コンテンツの作成に取りかかった。コンテンツの作成の過程において、本研究を遂行する上での3つの課題が明らかになった。 第1に、携帯電話用教材としては、30語の対話文は長過ぎる。この長さだと、文字と静止画を携帯の一画面に同時に表示できない。第2に、複数の言語の学習及び比較には、対話文のみでは不十分である。それぞれの対話文のバリエーションも提示する必要がある。また、携帯の一画面に全言語の対話を同時に表示することはできないので、言語間の比較が難しくなる。第3に、動画(または静止画)作成は、各言語のコンテンツ作成が完成した後に行う必要がある。 そのため、昨年7月に計画を次のように変更した。第1に、静止画付きの対話文を携帯の画面に一度に表示できるようにするため、対話文を短くする。第2に、対話文のバリエーションを紹介するため、対話文を補足する表現集を作成する。表現集では1つの表現を6言語+和訳で携帯の一画面に同時に表示し、6つの言語の比較が簡単にできるようにする。第3に、各言語のコンテンツ作成が完成した後、静止画作成を行う。 平成23年11月には基礎会話編の対話集と表現集の日本語版が完成した。対話集は17部、表現集は14部に分かれており、それぞれ約218と約618の表現が収録されていた。その後日本語版をそれぞれの外国語に翻訳し、中国語、韓国語、ドイツ語、フランス語、スペイン語とエスペラントの初頭版を平成3月までに作成した。研究計画変更のために、平成24年1月に繰越手続きを申請し、研究期間を3ヶ月延長してもらった。平成24年4月に、初頭版を修正し、その後6月末までに対話集のイラスト218枚の作成を外注し、対話集と表現集を各言語の二人の母語話者に録音してもらった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究計画を研究実績の概要に書いたように変更したので、研究計画を構想した際には予想できなかった問題を解決するために研究計画を一部変更する必要があり、各言語のコンテンツ作成に遅れが生じた。
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Strategy for Future Research Activity |
平成24年の1月には繰越手続をし、研究期間を3ヶ月延長してもらった。平成24年6月末までに対話集のイラスト218枚の作成を外注し、対話集と表現集を各言語の二人の母語話者に録音してもらった。その後、内容と録音を修正し、必要な部分を再録音する計画がある。その後、修正したデータをインターネットに公開する。目指している教材は、六ヶ国語による携帯電話用のものであり、対話集と表現集が設けられている。対話集は、各ユニットにイラストと六ヶ国語によるテキストファイルと音声ファイル及び和訳が付いている。表現集には、イラストがついていない。
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Research Products
(3 results)