2012 Fiscal Year Annual Research Report
外国語コミュニケーション能力育成のための日本型CEFRの開発と妥当性の検証
Project/Area Number |
22320108
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Research Institution | Meikai University |
Principal Investigator |
川成 美香 明海大学, 外国語学部, 准教授 (60224804)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
笹島 茂 埼玉医科大学, 医学部, 准教授 (80301464)
岡 秀夫 目白大学, 外国語学部, 教授 (90091389)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | CEFR / Japan Standards / 外国語教育 / 到達指標 / 英語 / コミュニケーション能力 |
Research Abstract |
本研究の目的は、グローバル時代における日本人の「外国語コミュニケーション能力(特に英語)の到達指標のナショナル・スタンダード化」を目指して、新たな基準である Japan Standards (JS)の策定および教育現場での運用方法を提案すべく、実証的研究を行うことである。最終24年度は、JS:2012(最終版)の確定にむけて、JS能力記述一覧表(第1版)のJSディスクリプターの妥当性検証を教育現場で行い、さらにJS言語材料(語彙、文法構造、表現)を精緻化して明示した。具体的には;(1)私立大学附属高等学校の英語授業において、JSを活用したカリキュラム作成、到達目標設定、タスク作成、自己評価アンケート、テスト作成・評価等を実施した。(2) JSで新たに設定した日本の小学校英語教育に該当する、PreA1レベルをさらに3段階に細分化して、私立大学附属小学校の英語授業実践で検証した。(3)大学の短期海外語学研修において、JS自己評価アンケートを事前事後に実施し、JSディスクリプターの有効性を統計分析により確認した。さらに(4)JS言語材料の提示は、Cambridge ESOLのEnglish ProfileやEQUALSのA Core Inventory等を基軸として、質的アプローチで具体化した。JS応用実践の結果、JSが、小中高大一貫教育校の英語教育カリキュラムの一貫性を保ち、世界基準であるCEFRと各学校を結ぶ互換性をもつ有効な指標になりうるとの結論を得た。この研究成果は、国内外での学会(第9回Annual EALTA Conference、第51回大学英語教育学会)、および2012年度末に開催の「川成科研最終報告会」で報告し、JS:2012(最終版:日本語版と英語版)を一般公開した。併せて「最終報告書」(全357頁)を作成・配布し、web上にも電子版をアップロードした。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)