2012 Fiscal Year Annual Research Report
高専における教育の特色と高専生の気質を考慮した英語教材の開発と実用化
Project/Area Number |
22320116
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Research Institution | 仙台高等専門学校 |
Principal Investigator |
武田 淳 仙台高等専門学校, 総合科学系文科, 教授 (60270196)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
亀山 太一 岐阜工業高等専門学校, 一般科目, 教授 (60214558)
中井 大造 米子工業高等専門学校, 一般科目, 教授 (40141915)
西野 達雄 大阪府立大学工業高等専門学校, 一般科目, 准教授 (40237714)
小澤 志朗 長野工業高等専門学校, 一般科, 教授 (40149927)
村井 三千男 東京工業高等専門学校, 一般教育科, 教授 (90200253)
穴井 孝義 大分工業高等専門学校, 一般科目, 教授 (10222639)
大谷 浩 北九州工業高等専門学校, 総合科学系, 教授 (30321516)
森岡 隆 和歌山工業高等専門学校, 一般科目, 准教授 (90210145)
青山 晶子 富山高等専門学校, 国際教育センター, 教授 (40231790)
森 和憲 香川高等専門学校, 一般教育科, 准教授 (60353330)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 英語教育 / 高専教育 / 英文法指導 / プレゼンテーション / 語彙 / テクニカル・ターム |
Research Abstract |
平成22・23年度には、共同研究者11名の間でオンライン・オフラインの会議を繰り返し、 (1) 英文法の基礎概念が高専生にどれほど修得されているかを調査し、高専生の英語学習の実態にあわせた英文法学習のアプローチを探り、 (2) 高専生に特化した英文法指導書の章立てを検討し、項目を整理した。また、 (3) 従来の高専生用に編集された文法テキストの教授項目から高専生に必要な文法事項を精選したうえで各文法項目の教授オーダーを再考し、高専生に特化した文法指導書で例文として用いるための英文を収集した。 これに続いて平成24年度は、収集した英文に文法細目のタグを付けることで、英文法の授業で用いられる例文が適切かつ容易に抽出されるよう工夫した。具体的には「1・現在完了」「2・過去完了」「3・助動詞will」に始まり「32・仮定法過去完了」まで32のタグを用意し、収集した例文にタグを付けた。例えばAccording to the theory of relativity, nothing travels faster than light.の英文には「名詞否定」「無生物主語」「比較級」の3つのタグが付される。このようにしてタグ付けした英文の中から、高専生の知的好奇心を刺激するコンテンツのものを精選し、最終的には867の英文をデータベースとしてまとめ、適切な英文が検索されるよう工夫した。このデータベースは今後さらにネイティブチェックを経た後に全国高専英語教育学会(COCET)のホームページに掲載し、高専英語教員に提供する予定である。前述の通り、これらの英文はどれも理工系の内容を含むよう工夫されており、従来の例文集に対して大きなアドバンテージを持つ。高専生の英語学習用教材として適切な英文を、教員が適切かつ容易に検索できる環境を提供するべく開始した研究であったが、初期の目的は達成できたものと考える。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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