2010 Fiscal Year Annual Research Report
日蘭関係史の再構築:オランダ語・現地語史料の併用による近世アジア海域史の視点から
Project/Area Number |
22320126
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
松方 冬子 東京大学, 史料編纂所, 准教授 (80251479)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
八百 啓介 北九州市立大学, 文学部, 教授 (20212269)
島田 竜登 西南学院大学, 経済学部, 准教授 (80435106)
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Keywords | 日蘭関係史 / 近世史 / アジア史 / オランダ語 / 外国語史料 |
Research Abstract |
本年度は、当初予定していた英文論集の書評会に代えて、より積極的な形での研究集会を開催した(基盤研究(S)「ユーラシアの近代と新しい世界史叙述」と共催)。具体的には、12月11日と12日の2日間、東京大学東洋文化研究所において"Local History, From the Outside : Using Foreign Sources in Asian History"というテーマで、若手を中心に10名の報告者が発表した。会議はすべて英語で行われた。会議の詳しい内容については、ホームページに譲るが、和やかな雰囲気の中で活発な討論が行われた。最後にライデン大学教授レオナルト・ブリュッセイ氏から総括コメントを得た。 また、2011年3~4月に合衆国ホノルル市で行われたAAS/ICASの合同年次総会へ向けての準備も行なった。(1部の参加者については、2610年度内の出発となったため、旅費の一部を2010年度予算から支出した。)特に、初めて外国での国際会議で報告する若手のために、英文校閲費を支弁するとともに、事前の予行演習を行なった。 本科研の最終成果物として出版予定の日本語論集に向けては、次年度より連携研究者として参加予定の国際日本文化研究センターのフレデリック・クレインス准教授と詳しい打合せを行い、出版社の意見も徴した。 また、本科研の成果を迅速に広報するためのホームページを作成した。(研究代表者の個人ホームページを全面的に改装した。)
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Research Products
(17 results)