2012 Fiscal Year Annual Research Report
イギリスにおける実効的で効率的な「行政的正義」実現に向けた構造転換に関する研究
Project/Area Number |
22330014
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Research Institution | Nanzan University |
Principal Investigator |
榊原 秀訓 南山大学, 法務研究科, 教授 (00196065)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
深澤 龍一郎 京都大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 准教授 (50362546)
大田 直史 龍谷大学, その他部局等, 教授 (20223836)
林 晃大 近畿大学, 法学部, 講師 (80548800)
庄村 勇人 名城大学, 法務研究科, 准教授 (80387589)
上田 健介 近畿大学, 法務研究科, 教授 (60341046)
伊藤 治彦 岡山商科大学, 法学部, 教授 (80176354)
萩原 聡央 名古屋経済大学, 法学部, 准教授 (80410835)
洞澤 秀雄 南山大学, 法学部, 准教授 (60382462)
友岡 史仁 日本大学, 法学部, 准教授 (00366535)
和泉田 保一 山形大学, 人文学部, 准教授 (60451655)
山本 寛英 北海道大学, 学内共同利用施設等, その他 (90548166)
田中 孝和 姫路獨協大学, 法学部, 准教授 (90441328)
長内 祐樹 金沢大学, 法学系, 准教授 (00579617)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 公法学 / 行政法学 / 行政的正義 / 行政救済 / 市民参加 / 行政審判所 / オンブズマン / 都市計画 |
Research Abstract |
本年度は、4月に、ロンドン大学のユーイング教授を迎えて、イギリス憲法研究会が中心になって開催した日英の憲法に関する研究会に協力し、その機会に、本科研独自で、わが国の憲法・政治学の研究者に報告を依頼した研究会を行った。また、7月末の行政法研究フォーラムの開催にあわせて研究会と打ち合わせを行い、10月の公法学会開催にあわせてイギリス憲法研究会と合同で研究会を開催した。秋以降は、やや遅れていた研究を進めるため、イギリス調査に力点を置いた。10月のパブリック・ロー・プロジェクトによる司法審査に関する会議に、研究代表者と研究分担者3名の計4名が出席すると同時に、市民団体等にヒアリング調査を行った。その後も、研究分担者が個別に、ヒアリング調査や文献調査を行った。さらに、本年度が本科研の最終年度であることから、12月には、最終的な研究会として、合宿でまとめの研究会を行い、研究成果をそれぞれが報告し、各自が分担したテーマに関する原稿を年度末までに提出することを決め、各自提出した。 内容的には、まず、行政裁判所がロンドン以外にも設置されたことが司法審査に影響を与え、2012年末には司法審査制度に関して改革提案がなされ、外部からの意見聴取が進められていることから、これらの内容を確認し、検討を行った。また、2007年法による審判所改革以降、統一的審判所制度の管轄や権限が拡大する一方で、同法により審判所審議会が改組され設置された審判所・行政的正義審議会の廃止が、政令草案(draft Order)の段階にまで達しており、継続している行政的正義の監視のあり方に注目した。さらに、国会オンブズマンに関しては、従来から問題となってきた間接アクセスに関する議論をフォローした。環境領域では、行政的正義と同様に環境的正義が語られ、環境領域や都市計画領域における情報公開や市民参加の新たな展開状況を分析した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(26 results)