2011 Fiscal Year Annual Research Report
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22330042
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
真渕 勝 京都大学, 国際公共政策研究科, 教授 (70165934)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲継 裕昭 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (90289108)
原田 久 立教大学, 法学部, 教授 (70275460)
上川 龍之進 大阪大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 准教授 (40346656)
南 京兌 京都大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 准教授 (50432406)
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Keywords | インテリジェンス / 暗号 |
Research Abstract |
インテリジェンスに関して以下の研究を行った。1)定義(とくにインフォメーションとの差別化)2インテリジェンスの種類、歴史および現状 3)日本におけるインテリジェンスの実態(とくに組織としてのインテリジェンス) 研究の結果、この分野における日本での研究がヒューミントに偏っており、さらに幅広く研究する必要があることが判明すると同時に、本研究において相当の整理が行えた。 また、関連して、暗号について、その発展の歴史をフォローし、現在一般的に採用されている公開鍵方式についても一定の知見を得ることができた。ただし、日本での研究状況は必ずしも十分ではなく、公共政策研究者においても関心が薄いことが確認された。引き続き研究する必要と価値があることが明らかになった。 成果のごく一部は『書斎の窓』2013年3月号に「インフラとしてのインテリジェンス」という表題で公表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
インテリジェンスは、計画申請後に新たに重要性を認識した分野である。 日本語文献の精読を行い、基本的な知識・情報は獲得できたと考える。日本語で読める文献はほぼすべてカバーしたと考えるからである。
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Strategy for Future Research Activity |
英語文献を収集・読破することによって、公共政策におけるインテリジェンスの役割をよりしっそう明確にしたいと考える。
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