2010 Fiscal Year Annual Research Report
政府統計データのアーカイビングシステムの構造と機能に関する国際比較研究
Project/Area Number |
22330070
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
森 博美 法政大学, 経済学部, 教授 (40105854)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂田 幸繁 中央大学, 経済学部, 教授 (00153891)
菅 幹雄 東京国際大学, 経済学部, 教授 (50287033)
西村 善博 大分大学, 経済学部, 教授 (50172705)
吉田 央 東京農工大学, 共生科学技術研究院, 准教授 (40251590)
近藤 章夫 法政大学, 経済学部, 准教授 (60425725)
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Keywords | アーカイブ / データベース / 統計法 / 空間情報 / GIS |
Research Abstract |
本プロジェクトでは、5月10日に第1回研究打合せ会を開催し、メンバー間での本プロジェクト並びに本件度の研究計画の確認を行った。また8月20日には中間報告会、そして平成23年3月3日には年度末報告会を開催し今年度の研究成果についての情報共有を図るとともに、次年度の研究展開の方向の確認を行った。またこの間、各グループ内、そして研究代表者と各研究分担者の間でも適宜、情報の交流を行い、研究を推進してきた。他方、研究成果の発信面では、経済統計学会第54回全国研究大会においてセッション「地域・地点情報と統計一課題と展望」(9月16日)を企画し、森、坂田、小西が報告を行った。また研究代表者の森は、政府統計のアーカイビングに関する先進事例の調査を行うとともに、海外の研究協力者が所属するオランダ中央統計局の関係部門が組織したワークショップ "Statistical innovation: use of GPS and GSM data and integration" において報告("Exploring usability of GPSed records")を行い(9月6日オランダHeerlen市)、アーカイビングのその今後のあり方、とりわけアーカイブされた個体データの統合利用(integration)の面で今後重要な意味を持つと考えられる統計における位置情報の利活用に関する多面的な意見交換を行った。また、国内的には、現在、総務省で構築途上にあるビジネス・レジスターの整備に係る研究会に委員として参画している森と菅旨は、本研究によって収集した海外における最新動向に関する専門的知見を紹介し、また統計委員会における報告などを通じて研究成果を具体的な制度設計に反映させることで、本プロジェクトに対する社会的要請にも具体的に応えている。
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Research Products
(13 results)