2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22330072
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Research Institution | Institute of Statistical Research |
Principal Investigator |
竹内 啓 (財)統計研究会, 調査研究部, 研究フェロー (20012114)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松田 芳郎 青森公立大学, 経営経済学部, 名誉教授 (30002976)
椿 広計 統計数理研究所, 大学共同利用機関等の部局等, 教授 (30155436)
三浦 由己 (財)日本統計協会, 研究部, 研究顧問 (30229645)
舟岡 史雄 (財)日本統計協会, 研究部, 研究顧問 (50143962)
大守 隆 (財)統計研究会, 調査研究部, 研究フェロー (70283710)
美添 泰人 青山学院大学, 経済学部, 教授 (80062868)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 統計の信頼性 / 統計の整合性 / 統計の体系性 / 統計の有用性 / 誤差と偏り / 信頼性の限界 |
Research Abstract |
今年度も4回のヒアリングを行うとともに、研究の取りまとめとしてこれまでのヒアリング等に基づき、研究分担者の報告と討論を行った。 政府統計の信頼性は、統計の企画、準備、調査の設計、実施、審査、集計の諸段階に関わるそれぞれの機関や人々の仕事の質、および調査対象となる人々の理解、協力に依存している。それにはまた、統計に関わる中央省庁、自治体および一般の企業や国民の間の理解と協力が大切である。 このような観点から個々の統計について、どこに問題があり、或いは弱点があったかをチェックする必要がある。例えば国勢調査では調査対象となる一般国民の理解と協力を得ることが最も重要であり、また困難な点である。2010年調査における全面封入、郵送方式の採用は協力度を高めるためであったが、他方回答票における記入不備の増加をもたらした。その結果2005年調査と比べ、捕捉率は向上した反面、結果表における分類不明の増加をもたらした。全体としての評価についてのなお詳細な分析が必要である。 2012年に行われた経済センサス-活動調査については、その信頼性は2010年に行われた経済センサス-基礎調査およびその後の補完によって得られた母集団名簿の正確性に大きく依存している。その中でいくつかの問題が指摘されるが、まだその全体を評価することはできない。なおここで東日本大震災の影響も考慮する必要がある。国民経済計算については、その信頼性は基礎となる一次統計の信頼性と整合性に全面的に依存するが、そこにはいくつかの問題が存在している。 なお研究成果に基づき、分担者がそれぞれの章を担当して報告書を出版物として刊行している。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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