2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22330075
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
田渕 隆俊 東京大学, 経済学研究科(研究院), 教授 (70133014)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金本 良嗣 政策研究大学院大学, その他の研究科, 教授 (00134198)
高橋 孝明 東京大学, 学内共同利用施設等, 教授 (30262091)
藤嶋 翔太 東京大学, 学内共同利用施設等, 講師 (50706835)
井堀 利宏 東京大学, 経済学研究科(研究院), 教授 (40145652)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 空間経済学 |
Research Abstract |
1. 都市経済学と新経済地理学の統合: 昨年度まで行ってきた独占的競争市場の一般均衡モデルを再検討し、空間経済学の基礎理論の再構築を行った。田渕は、Picard(ルクセンブルク大学)とMossay(レディング大学)との共同研究を行ってきたが、都市経済学における土地利用モデルを経済地理学のフレームワークによって定式化し、新たな理論を構築し、望ましい空間経済について考察した。また田渕は、Pflueger(パッサウ大学)と共同研究を押し進め、空間経済における経済発展について分析を行い、望ましい土地利用、経済活動について政策的な含意を模索した。さらに田渕は、Berliant(ワシントン大学)との共同研究において、information cascadeが空間経済学に及ぼす影響について研究を進めた。藤田は、Berliant(ワシントン大学)との共同研究をもとにして、新たな知識が創造されるメカニズムを解明し、ミクロ経済学的な基礎理論を構築した。金本と藤嶋は、ヘンリー・ジョージ定理やティブーの足による投票理論を踏まえて、都市集積の経済分析を行った。 2. 世界の都市階層システムと交通・通信技術の進歩 交通技術の進歩や関税障壁の撤廃がどのような経路を経て、国際間の都市階層システムに、一般均衡論的に影響するかについて研究した。特に、経済活動の空間分布に与える影響について、理論と実証の両面から分析を行った。高橋は、交通・通信技術などの社会共通資本が内生的に蓄積するモデルを開発した。また、井堀は、地方公共財としての社会共通資本の供給が経済活動に及ぼす影響や社会厚生の変化を正確に分析することによって、地域間所得格差の諸問題へアプローチした。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(15 results)