2012 Fiscal Year Annual Research Report
ソーシャル・メディアによる組織コミュニケーションの有効性に関する研究
Project/Area Number |
22330111
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
太田 敏澄 電気通信大学, 大学院情報システム学研究科, 教授 (10111676)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡田 勇 創価大学, 経営学部, 准教授 (60323888)
山本 仁志 立正大学, 経営学部, 准教授 (70328574)
諏訪 博彦 電気通信大学, 大学院情報システム学研究科, 助教 (70447580)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | ソーシャルメディア / 組織理論 / コミュニケーション / SNS / ビッグデータ / 社会シミュレーション / 株式掲示板 / ITセキュリティ |
Research Abstract |
本年度は,ソーシャル・メディアの有効性を解明するため,twitter,SNS,BBS,動画サイト等に着目し,その性質や利用実態の把握,モデル構築,システム設計,エージェントベースドシミュレーションなどを行った. 国際的には,9月に政治大学(台北)で開催された4th World Congress on Social Simulation (WCSS2012)におけるWorkshop on Social Media and Simulation in Social Informaticsを開催した.このワークショップでは,社会情報学とソーシャル・メディア,社会シミュレーションに関する講演と討論を行ない,同会議への貢献を評価された.また,国内的には,指導学生が研究発表で賞を獲得するなどの評価を得た. 具体的な研究成果の例としては,SNSについては,企業内SNSのメリットとデメリットに関する調査を行い,情報を自ら発信する人ほどデメリットを感じている傾向にあることなどの分析結果を,また,twitterについては,東日本大震災前後の国内のデータに基づき,アカウントの次数中心性と媒介中心性を求め,その差異を分析し,異言語間の仲介をしていると目されるアカウントは媒介中心性が高いといった結果を,さらに,情報セキュリティについては,twitterによって情報セキュリティ行動を共有するシステムを構築し,利用者が情報セキュリティ行動を行なう様子を観察することができた. 知のスパイラルアップ戦略については,Auto-Genesisを概念的枠組みとし,Intermediaryの果たす役割の重要性について考察した.総じて,ソーシャル・メディアに蓄積されているビッグデータの活用方策に取り組んだ.今後は,これらの研究成果をさらに発展させ,ソーシャル・メディアの有効利用に関する方策の検証に取り組むこととする.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(62 results)