2010 Fiscal Year Annual Research Report
循環型生産システムの実証研究:持続可能な製品開発とサプライチェーン
| Project/Area Number |
22330112
|
|---|
| Research Institution | Yokohama National University |
|---|
Principal Investigator |
松井 美樹 横浜国立大学, 経営学部, 教授 (70173789)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 修 東京経済大学, 経営学部, 教授 (50170725)
北中 英明 拓殖大学, 商学部, 教授 (20297089)
島田 智明 神戸大学, 経営学研究科, 准教授 (40410229)
|
|---|
| Keywords | 経営管理 / 循環型生産システム / 製品開発 / サプライチェーン / 実証研究 / 製造業 |
|---|
| Research Abstract |
本研究は持続可能な製品開発とサプライチェーンに注目しつつ、世界各国に立地する製造事業所のオペレーション特性に関するデータを収集し、統計的方法を用いて製造オペレーションの構造的特質を明らかにすることを目的としている。製造企業経営のポイントとなる要因(外部環境、組織、人的資源、改善活動、品質マネジメント、TPM、情報技術と生産情報システム、JITとTOC、サプライチェーン、技術開発、新製品開発、製造戦略、文化、環境要因を含めた業績指標等)に関する既存文献レビューから始め、先進的で俊敏で、かつ環境マネジメントに取り組む製造企業にヒアリング調査を実施した。これらを踏まえて、国際比較研究の方法論にも留意しつつ、循環型生産システムのための新たな分析枠組みを構築した。一方、各国の連携研究者と連絡をとりつつ、新たな分析枠組みに基づいて、平成23年度に実施を予定している調査のための具体的な質問調査票(英語版)を設計した。5月のProduction and Operations Management Society、6月のEuropean Operations Management Association、11月のDecision Sciences Instituteの際に過去の調査で用いた測定尺度の妥当性と信頼性に関する分析結果を持ち寄り、次回調査に盛り込むべき新たな領域の確認とその測定方法について検討を行った。これを日本語に翻訳する作業がほぼ完了し、23年度以降、調査票を印刷して調査対象企業に配布する運びとなる。国内外で開催される研究集会、学会や国際会議等に参加し、製造企業における先進的事例、オペレーションズ・マネジメントの研究フロンティアについて情報収集すると同時に、本研究プロジェクトの研究提案と得られた中間的な成果について報告し、参加者との意見交換を通じて分析枠組みと方法論の更なる精査に努めた。
|
Research Products
(16 results)
