2012 Fiscal Year Annual Research Report
循環型生産システムの実証研究:持続可能な製品開発とサプライチェーン
Project/Area Number |
22330112
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
松井 美樹 横浜国立大学, 経営学部, 教授 (70173789)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北中 英明 拓殖大学, 商学部, 教授 (20297089)
島田 智明 神戸大学, 経営学研究科, 准教授 (40410229)
佐藤 修 東京経済大学, 経営学部, 教授 (50170725)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 経営管理 / 循環型生産システム / 製品開発 / サプライチェーン / 実証研究 / 製造業 |
Research Abstract |
持続可能な製品開発とサプライチェーンに注目しつつ、確立された、あるいは新規開発された測定尺度に基づいて、製造事業所のオペレーション特性に関するデータを収集し、統計的方法を駆使して製造オペレーションの構造的特質を明らかにすべく実証分析を行った。環境要素を含めて、柔軟性と俊敏姓、社会性を併せ持つ高業績製造企業が備えるべき要件を明らかにし、これらの要件間の相乗効果あるいはトレードオフといった複雑な関係性を把握して、高業績製造企業の構築に向けた道筋を追究した。また、製造オペレーション構造の国際比較から高業績製造企業構築の異なる道筋を確認し、企業毎に異なる状況要因とその競争力との関係性、製造戦略、人的資源管理、JIT 生産、TQM、技術開発、文化といった側面と、循環型社会におけるサプライチェーンと生産情報システムの構築、製品開発との関連性を中心に分析を行った。 わが国の製造事業所から回収された質問票から個人レベルのデータベースを構築して、測定尺度の信頼性と妥当性を吟味し、各測定尺度を構成する質問項目を最終決定した。同一質問に対する複数の回答者の回答を平均し、各質問項目と各測定尺度の値を求めて、事業所レベルのデータベースを構築した。さらに、組織、人的資源、改善活動、品質マネジメント、TPM、生産情報システム、JIT 生産、SCM、技術開発、製品開発、製造戦略に対応すスーパー尺度も構成した。このデータベースを基に、わが国製造企業の経営構造を解明するための実証分析に本格的に取り組んだ。因果を抽出する統計分析を駆使して、わが国および他国に立地する製造企業の成功要因、競争パフォーマンスの決定要因、環境パフォーマンスの決定要因、様々なプラクティスやシステムの間の連関構造を明らかにした。これらの研究成果を国内外の学会や国際会議で発表し、取り纏めた論文をいくつかの学術雑誌に投稿した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(46 results)