2012 Fiscal Year Annual Research Report
イノベーション促進のためのIT利用概念とその効果の実証的国際研究
Project/Area Number |
22330118
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
太田 雅晴 大阪市立大学, 経営学研究科, 教授 (00168949)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石井 真一 大阪市立大学, 経営学研究科, 教授 (70315969)
下崎 千代子 大阪市立大学, 経営学研究科, 教授 (80135003)
川村 尚也 大阪市立大学, 経営学研究科, 准教授 (80268515)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | イノベーション / IT / 情報共有 |
Research Abstract |
我が国企業の経営環境の固有性を考えてイノベーションを誘導するには、オペレーションのレベルに近いプロダクト、プロセス、マネジメントのイノベーション誘発のフレームワークおよび方法論の研究が肝要である。それには、成熟した情報技術の適用を検討することが一つ要点になるが、新たなIT利用概念は何か、その効果はどうか、また課題は何か、などの整理が必要である。一方でイノベーションプロセスの成功には各国各組織の固有性を考慮する必要があり、それらを勘案できるイノベーションケイパビリティの研究成果を踏まえた実証的国際共同調査を軸にしながら、イノベーションとそれを促進するIT利用概念の整理、課題抽出を行うとともに、オペレーションズマネジメントの体系を、イノベーションおよびITを軸としたものに再構築することが本研究の目的である。本年度は、最終年度であり、研究成果のまとめ、学会での報告等が主となった。 まず、イノベーションに関わる昨年度アンケート調査結果を、イノベーションを促進するIT利用の視点から統計分析を行い、仮説を設定して、その検証を行った。その結果、イノベーションプロセスは、ITケイパビリティから直接影響されるというより、イノベーションケイパビリティの醸成に寄与することが検証できた。この結果に基づき、IT利用概念の整理、課題抽出を行うとともに、オペレーションズマネジメントの体系をイノベーションおよびITを軸としたものに再構築するための整理を開始した。得られた成果を、6月初旬韓国で開催されたGMRG年次会議、10月のISOMS2012国際会議、JSIM全国大会で報告した。また、昨年度のデータマイニングによるイノベーションプロセスでのIT利用概念に関わる研究成果、および1のデータ分析結果を、8月に米国開催の国際会議で報告した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(22 results)