2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22330123
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
榊原 清則 慶應義塾大学, 総合政策学部, 教授 (40114946)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辻本 将晴 東京工業大学, 大学院・イノベーションマネジメント研究科, 准教授 (60376499)
松本 陽一 神戸大学, 経済経営研究所, 講師 (00510249)
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Keywords | イノベーション / 特許 / ディスプレイ技術 / 太陽光発電 / 自動車 |
Research Abstract |
企業・大学の聞き取り調査については、詳細な事例研究対象の抽出を念頭において、ディスプレイや太陽光発電の技術分野について、幅広く企業に対する聞き取りを実施した。学会の実態調査については、2011年2月にサンフランシスコで開催された半導体回路技術の国際会議(ISSCC)に松本が参加し、その実態を調査した。計量書誌学的調査については、その準備としてディスプレイ関連の米国特許に関する企業別データベースの構築に着手した。 自動車産業関連では、その特許データベースを直近まで更新し、PEVE(プライムアースEVエナジー)社におけるトヨタ自動車とパナソニックの共同開発に基づく特許出願のデータを更新した。その結果これまでの分析結果が支持された。ハイブリッド車用ニッケル水素畜電池開発関連のみならず電気自動車用リチウムイオン電池の開発においても同様の知識の「相互浸透」が起きている可能性が示唆された。 また、これまでの調査結果をとりまとめた単行本を、年度末に共著の研究書として刊行した。
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