2011 Fiscal Year Annual Research Report
企業ウェブサイトのグローバル・マネジメントに関する実証研究
Project/Area Number |
22330129
|
Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
栗木 契 神戸大学, 経営学研究科, 准教授 (90294397)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岸谷 和広 関西大学, 商学部, 准教授 (40330170)
水越 康介 首都大学東京, 社会科学研究科, 准教授 (60404951)
西川 英彦 法政大学, 経営学部, 教授 (10411208)
|
Keywords | 企業ウェブサイト / グローバル・マーケティング・コミュニケーション / 標準化 / 配置-調整 |
Research Abstract |
平成23年度は、平成22年度に確立した事例研究の枠組みにもとづき、グローバル日本企業2社を対象に、各企業の国内本社や海外拠点で聞き取り調査を行い、各社のグローバルウェブサイトのマネジメントに関する状況把握を進めた。また海外企業の日本法人2社を対象に、グローバルウェブサイトのマネジメントに関する状況把握を進めた。 事例研究の結果については、共同研究会にフィードバックし、討議と分析を行い、平成23年度に検討したZouとCavusgilのグローバル・マーケティング戦略理論の基本変数である「標準化」と「配置-調整」を基軸とした「企業ウェブサイトのグローバル・サイクル」モデルを再検討し、そのもとでグローバル企業ウェブサイトの多様なあり方を理論的に整序する方向性についての検討を進めた。なお、この事例研究を踏まえたこの「企業ウェブサイトのグローバル・サイクル」モデルについては論文にまとめ、『マーケティング・ジャーナル』誌に発表した。 今後の課題は、この理論研究と事例研究にもとづくモデルをより広範なサンプルで検証することである。そのために、文献研究にあたっては、ZouとCavusgilのグローバル・マーケティング戦略理論にもとづく、マーケティング・コミュニケーション分野の実証研究を検討し、今後の質問票調査に向けたモデルと尺度の開発、そして調査対象企業の選択に関する考察を重ね、調査のデザインを固めた。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
理論研究と事例研究の成果をモデル構築に結びつけ、モデルや尺度等の質問票調査デザインを固めることができた。
|
Strategy for Future Research Activity |
確立した調査デザインに基づき、質問票調査を行い、より広範なサンプルによるモデルの検証を進める。
|
Research Products
(8 results)