2012 Fiscal Year Annual Research Report
企業ウェブサイトのグローバル・マネジメントに関する実証研究
Project/Area Number |
22330129
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
栗木 契 神戸大学, 経営学研究科, 教授 (90294397)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西川 英彦 法政大学, 経営学部, 教授 (10411208)
岸谷 和広 関西大学, 商学部, 准教授 (40330170)
水越 康介 首都大学東京, 社会(科)学研究科, 准教授 (60404951)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | グローバル・マーケティング戦略(GMS) / グローバルマーケティング・コミュニケーション / グローバル企業ウェブサイト / 標準化 / 適応化 |
Research Abstract |
平成24年度は、研究代表者と研究分担者が共同して、平成22年度および23年度に実施した事例調査を引き継ぎ、対象企業のグローバル企業ウェブサイト・マネジメントを比較分析するとともに、グローバル・マーケティング・コミュニケーション分野の先行研究の枠組を踏まえて、理論モデルを構築した。 その上で、平成24年度には、上記モデルを検証するためのグローバル企業ウェブサイトに関わる質問票を設計し、グローバルな事業展開を行っている日本企業を対象に質問票の配布・回収を行い、得られたデータを用いて理論モデルの検証を行った。この質問票調査と検証の結果については、その要点をとりまとめた経過報告を紀要論文として平成24年度末の3月に公刊した。 今後の課題は、この紀要論文に示した結果の理論上および実務上の示唆をより掘り下げて検討することである。そのためには、まず理論的背景のより掘り下げた検討と位置づけの整理をあらためて行うことが必要となるが、これまでの文献レビューに加えて、国際的に見た日本企業の組織内コミュニケーションに関わる先行研究のレビューが必要となると見込まれる。また、平成22-23年度に行った事例研究の結果との突き合わせについても現時点ではまだ十分を行うことができていないため、質問調査の結果を当該分野の実務家にフィードバックしつつ、その実務上の示唆に関する討議を行う予定である。その上で理論モデルの修正を行い、その検証を行う。あわせて、学会発表等を行い、調査結果の報告を行うとともに、当該分野の研究者との議論を重ね、学会誌等への論文投稿に取り組む。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画にもとづき、理論モデルの構築、質問票調査、調査結果の分析を行うことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
調査結果の理論上および実務上の示唆を掘り下げるため、文献研究、実務家へのヒヤリング、学会発表による討議を重ね、理論モデルの修正とその検証を行い、学会誌等への論文投稿をめざす。
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Research Products
(11 results)