2013 Fiscal Year Annual Research Report
ユーザー・イノベーションのグローバル・サーベイと政策に関する理論的・実証的研究
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22330130
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
小川 進 神戸大学, 経営学研究科, 教授 (80214021)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西川 英彦 法政大学, 経営学部, 教授 (10411208)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | ユーザー・イノベーション / イノベーション / サーベイ / 政策 / コミュニティ / クラウドソーシング |
Research Abstract |
研究の最終年度となる本年度は、昨年度までの調査結果を分析・整理したものを、再度精査しつつ、国内外に成果を公表してきた。具体的には、①文献調査、②サーベイデータの分析、③研究会での考察、④国際的ジャーナルと、書籍の公刊という、4点を進めてきた。 まず、①ユーザー・イノベーションに関する文献調査を継続。昨年までの探索の成果をベースにしつつも、最新の研究に目を配りつつ、文献調査を行ってきた。 次に、②サーベイデータについての精査。すでに本研究を通して収集したユーザー・イノベーションに関する日本の実態についての大規模サーベイのデータを精査し、ユーザー・イノベーションのカギとされるコミュニティと、ユーザーの行動との関係について考察を実施してきた。 ③研究会での考察。本研究を通して実施してきた調査の分析結果をもとに、研究グループ全員での深い議論を行うために、英国ブライトンにて研究会を開催した。 最後に、④国際的ジャーナルや書籍の公刊。本研究の成果を国際的・体系的に発展させるために、成果のまとめた論文を関連する国際ジャーナルにおいて、2編公刊することができた。1編は、サーベイデータよりコミュニティとユーザー行動の関係を考察した ”Exploring Characteristics and Motives of Consumer Innovators” であり、もう1編はコミュニティを活用したユーザー・イノベーションの成果を実証した “User-Generated Versus Designer-Generated Products: A Performance Assessment at Muji”である。さらに、本研究における一連の成果を広く世間に公表するために、研究者だけでなく実務家にも興味をもってもらえるように留意して執筆した書籍『ユーザーイノベーション』を公刊することもできた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)