2012 Fiscal Year Annual Research Report
利益概念の変容が資産・負債の評価方法に与える影響に関する総合研究
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22330137
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
長吉 眞一 明治大学, 会計専門職研究科, 教授 (10315046)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
進 美喜子 九州情報大学, 経営情報学部, 教授 (10412694)
異島 須賀子 久留米大学, 商学部, 教授 (20336069)
片岡 洋人 明治大学, 会計専門職研究科, 准教授 (40381024)
伊藤 龍峰 西南学院大学, 商学部, 教授 (50184669)
井上 善弘 香川大学, 経済学部, 教授 (60253259)
潮崎 智美 広島市立大学, 国際学部, 准教授 (70336072)
森田 佳宏 駒澤大学, 経済学部, 教授 (90248534)
岸 牧人 法政大学, イノベーション・マネジメント研究科, 教授 (90264324)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 会計学 / IFRS / 見積り |
Research Abstract |
平成24年度は最終年度であり,前々年度と前年度において実施した理論的分析と理論構築について追加的な検討を行った。まず,24年度前半においては,IFRSの全面適用を考慮しているアメリカ(アメリカ公認会計士協会 American Institute of Certified Public Accountants:AICPA,国際会計士連盟 International Federation of Accountants:IFAC),IFRSに関しヨーロッパとアメリカの中間の思考を有するカナダ(カナダ勅許会計士協会 Canadian Institute of Chartered Accountants:CICA)の各見解を入手・分析した。そして,年度後半には,IFRSの全面適用に関連して,「会計上の見積りに対する監査」,「会計の国際化と会計制度」,「監査職能の分離と企業内会計士への役割期待」,「新会計基準導入にともなう配当計算の変化とその意味」,「IAS/IFRSの会計目的と利益概念の変容」,「原価計算制度の再検討と資産・負債アプローチ」等について研究会において検討し,論文を執筆し,そして,研究者が所属するそれぞれの機関の紀要や商業雑誌に投稿した。各論文は,わが国の企業会計制度にIFRSが導入されることを前提として,財務会計,管理会計,監査,会社法等々について総合的に検討したものである。 このような論文に関し,今後,出版助成に応募して,もし助成を受けられるのであれば,IFRSの導入にともなう利益概念の変容が資産・負債の評価方法にどのような影響を与えるのかについて取りまとめた研究書として出版し,社会・国民に発信して,研究成果を問いたいと考えている。 さらに,今後は,会計上の見積りと経営者の恣意性との関連について研究していきたいと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)