2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22330140
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
辻山 栄子 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (50114020)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
米山 正樹 東京大学, 経済学研究科(研究院), 教授 (00276049)
奥村 雅史 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (30247241)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 財務会計 / 国際会計 / 国際研究者交流・フランス / 国際情報交換・アメリカ |
Research Abstract |
本研究は、財務会計における基礎理論の国際比較を目的にしている。それとともに、欧米の会計理論に対して日本の会計理論が孤立しているという見解の妥当性を検証することを通じ、現在世界的に再検討が進められている財務会計における概念フレームワークについて、アカデミックな視点から貢献することを目的にしている。この目的を達成するため、2010年度に立ち上げたweb上の仮想研究センター(早稲田会計研究センター:http://w-arc.jp/)のコンテンツをさらに充実させて世界に対する情報発信を続けるとともに、2012年度には以下の4つの具体的な作業を実施し、所定の成果を上げた。 (1)アメリカ会計学会(AAA)の財務会計基準委員会(FASC)議長Yuri Biondi博士を2回招聘し、セミナー、共同研究を実施した。 (2)2011年に国際会計基準審議会(IASB)と米国財務会計基準審議会(FASB)から公表された「収益認識基準の公開草案改訂版」に対して、研究代表者がメンバーの一人である上記FASCのコメントレターを、Biondi氏とともにmain authorとしてまとめてFASC名で提出し、IASBとFASBのwebサイトを通じて広く国際的に意見発信した。 (3)さらにBiondi氏とともに、main authorとして「収益認識」に関する概念的なディスカッションペーパーを起草した。このペーパーはFASCにおける意見調整を経て、近日中にAccounting Horizons誌(AAAの機関紙)に投稿する予定になっている。 (4)本科研費の研究成果を体系化して書物にまとめるために、研究代表者、研究分担者、研究協力者によるセミナーを6回開催し、IASBとFASBが現在改定を進めている諸基準の基礎にある思考を分析した成果を報告書としてまとめた。この報告書は一般書としても公刊する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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