2010 Fiscal Year Annual Research Report
わが国における実証的監査理論の構築に向けた国際比較研究
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22330141
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| Research Institution | Konan University |
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Principal Investigator |
伊豫田 隆俊 甲南大学, 大学院・ビジネス研究科, 教授 (60184834)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松本 祥尚 関西大学, 会計研究科, 教授 (30219521)
林 隆敏 関西学院大学, 商学部, 教授 (50268512)
町田 祥弘 青山学院大学, 大学院・会計プロフェッション研究科, 教授 (50267431)
浅野 信博 大阪市立大学, 大学院・経営学研究科, 准教授 (10319600)
高田 知実 神戸大学, 大学院・経営学研究科, 准教授 (00452483)
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| Keywords | 実証研究 / アーカイバル・データ / 独立性 / リサーチ・オポチュニティ / 規範的アプローチ |
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| Research Abstract |
本研究における2010年度の研究成果は下記のとおりである。
(1) 2000年以降に発行された監査研究に関する5つの雑誌に掲載された実証研究にかかるすべての論文を抜き出し、テーマ別および手法別に分類したリストを作成すること、(2) (1)で抜きだした論文のうちアーカイバル・データを用いた独立性に関する研究論文を抽出し、各論文につき、その研究目的、サンプル、データベース、検証モデル、独立変数、従属変数を明らかにし、解題を行うこと、(3) SOX法以降におけるアメリカの制度改革を念頭に置きながら、(2)の作業を通じて明らかになった事項を分析し、近年の研究テーマおよび分析手法等についての特徴を析出したうえで、アメリカにおける実証研究の趨勢を明らかにすること、および(4) 独立性に関する先行研究についてのレビュー論文を執筆し、研究機会の提示を行うこと。かかる内容の研究の遂行を通じて、先行研究に内在する諸問題を洗い出すとともに、基盤となるべき監査理論を討議し、よりソフィスケートされた実証研究を行うための基盤を確立することができるとともに、実証研究を遂行するにあたっての研究機会の提示が可能となる。本研究の成果は、実証的アプローチに基づく研究の発展方向を見定め、真に意味のある実証研究を、意味のある形で展開していくうえで必要不可欠なものであり、今後のわが国監査論研究の発展を考えるうえで、きわめて重要なものである。
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