2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22330155
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Research Institution | Japan Women's University |
Principal Investigator |
永井 暁子 日本女子大学, 人間社会学部, 准教授 (10401267)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 全国家族調査 / NFRJ / 家族 / 家族社会学 / トレンド |
Research Abstract |
本プロジェクトの目的は、これまでの4回にわたる全国家族調査(NFRJ)を用いて、日本の家族の特性や機能の変化について明らかにしようとするものである。さらなる目的は、生活基盤、仕事と家庭、家族形成、家族意識の4点に着目し、「家族」という道具立てから現代の社会を読み解くことであった。 そのために1990年代から2000年代の全国家族調査(NFRJ)データを用いて、婚姻状況、居住・同居形態、経済状況、分業パターン、子どもの状況、家族関係などの家族特性や家族の機能に関するトレンドを明らかにした。また、家族形成にかかわる問題、ひとり親世帯などに代表される貧困問題、長時間労働など仕事と家庭の問題、家族意識と実態の乖離について、従来の家族社会学の枠を出て、社会問題と対峙する学問へと新たな展開を図った。 2010年度、2011年度は、研究テーマ別に分かれた研究活動を行い、それぞれのグループごとに研究成果をまとめあげた。2011年度は計4巻の二次報告書を刊行し図書館などに寄贈した。2012年度はさらに、それぞれが研究を深化させ、また研究会活動を行い、一般書ならびに専門書の刊行を目指した。2012年度内に数冊が刊行され、次年度さらに2冊の刊行が予定されている。 研究会の活動は、ウェブ上(http://nfrj.org/)で広く周知し、また、あわせてSSJDAやICPSRへのデータの寄託のため資料整理・整備を行うなど、家族研究全体へ貢献した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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