2013 Fiscal Year Annual Research Report
ソーシャルワークの展開による小地域の福祉ガバナンス確立に関する理論的・実証的研究
Project/Area Number |
22330173
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
上野谷 加代子 同志社大学, 社会学部, 教授 (40123583)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
所 めぐみ 佛教大学, 社会福祉学部, 准教授 (00411281)
室田 信一 首都大学東京, 人文科学研究科(研究院), 准教授 (00632853)
武川 正吾 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (40197281)
山井 弥生 (斉藤 弥生) 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (40263347)
和気 康太 明治学院大学, 社会学部, 教授 (50257060)
松端 克文 桃山学院大学, 社会学部, 教授 (90280247)
永田 祐 同志社大学, 社会学部, 准教授 (90339599)
野村 裕美 同志社大学, 社会学部, 准教授 (90411058)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 小地域 / 福祉ガバナンス / 地域を基盤としたソーシャルワーク / ケア / 地域内分権 / 国際比較 / ビネット調査 |
Research Abstract |
本研究の目的は以下4点である。1)小地域単位の「福祉ガバナンス」の概念をより明確化し、日本国内の事例を類型化する。2)地域を基盤としたソーシャルワークの展開に基づく観点から、小地域における福祉ガバナンスを構築していく上で、ソーシャルワークがどう機能しているか、3)住民の生活課題を解決する上で、ソーシャルワークがどう展開されているのかを明らかにする。4)「福祉ガバナンス」の形態が全く異なる国の小地域との比較検討を通じて、福祉ガバナンスの確立と展開におけるソーシャルワーク機能と役割を理論的・実証的に明らかにする。本年度は、本研究の最終年度として以下の3点について研究を実施した。①海外追加調査を実施し分析を行った。それを踏まえ、国際比較の視点で小地域における福祉ガバナンスの枠組み(参加、決定、計画、財源等)を明らかにしようとした。②研究成果の公表に努めた。学会発表は、日本地域福祉学会(大阪堺市桃山学院大学、6月)、日本社会福祉学会(北海道札幌市北星学園大学、9月)、日本在宅ケア学会(東京都早稲田大学、10月)、日本福祉教育・ボランティア学習学会(石川県金城大学、11月)にて研究成果を公表した。また、本研究の成果物として、本の執筆・刊行(図書名:『福祉ガバナンスとソーシャルワーク』)に取り組むとともに、学会誌(社会福祉研究等)への投稿を行った。③イギリスのソーシャルワーク研究者の招聘講演会を開催した。Durham大学のL.Dominelli教授とH.M.Charnley先生による講演会及び国際セミナーを開き、日英におけるソーシャルワーク(災害、環境、専門職養成等)について議論し研究協議を行った。とりわけ、L.Dominelli教授は『Green Social Work』の提唱者である。本研究ではソーシャルワークの国際的視点を国内へ紹介するために原著の日本語版の刊行に取り組んでいる。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(15 results)