2011 Fiscal Year Annual Research Report
大学院におけるエンプロイアビリティの育成に関する国際比較研究
Project/Area Number |
22330232
|
Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
大森 不二雄 首都大学東京, 大学教育センター, 教授 (10363540)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩崎 久美子 国立教育政策研究所, 生涯学習政策研究部, 総括研究官 (10259989)
稲永 由紀 筑波大学, ビジネス科学研究科, 講師 (80315027)
亀野 淳 北海道大学, 高等教育推進機構, 准教授 (50333646)
|
Keywords | 国際研究者交流 / イギリス / 大学院 / エンプロイアビリティ / 高等教育 / 教育学 / 社会学 |
Research Abstract |
1.国内の調査 (1)大学院調査 エンブロイアビリティの育成に関連する先進的な取組で知られる大学院が一堂に会する勉強会等を通じ、調査を行った。これにより、筑波大学、名古屋大学、大阪大学、早稲田大学における取組事例を収集することができた。 (2)企業調査 人材コンサルティング企業2社の担当者のインタビュー調査を行い、大学院修了者の採用や転職の実態、大学院修了者に企業が求める能力、学士課程卒業者との異同、転職において学位が持つ意味、グローバル人材の採用動向等に関し、聴取した。 (3)その他 我が国における取組に関し、研究成果の一部を発表した。 2.海外の調査 (1)英国調査 2012年2月、サセックス大学のキャリア・エンプロイアビリティ・センターの担当者及びオックスフォード大学の人文系大学院の博士課程学生等トレーニング担当者のインタビュー調査を実施し、それぞれの機関の取組を聴取するとともに、両名が中心となって英国で実施された博士号取得者の在学中の経験及び修了後のキャリアに関する大規模なインタビュー調査(博士課程修了者自身のリフレクションを求めたインタビュー調査)のデータについて、今後の利用等に関する意見交換を行った。 (2)その他 フィンランド及びフランスにおける取組に関し、研究成果の一部を発表した。 3.文献調査 国内で入手可能な文献のほか、海外の文献については出張の機会も利用しながら、日本及び英国等の関連文献資料を収集し、レビューを行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
・日本でエンプロイアビリティの育成に関する取組を行っている大学院及び企業の調査を実施した。 ・英国でエンプロイアビリティの育成に関連する取組を行っている大学院の調査を実施した。 ・関連文献調査を行った。 ・日本及び欧州に関する研究成果の一部を発表した。
|
Strategy for Future Research Activity |
・追加調査を行うとともに、調査結果を分析する。 ・文献レビューを仕上げる。 ・分析結果を総合的に考察して、エンプロイアビリティの育成に関する理論的枠組みの構築に取り組む。 ・日本の大学院教育に関する実践的及び政策的なインプリケーションを考察し、提示する。
|
Research Products
(5 results)