2012 Fiscal Year Annual Research Report
優れた指導力および教材開発能力を備えた理科教員養成カリキュラムの開発に関する研究
Project/Area Number |
22330244
|
Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
藤田 剛志 千葉大学, 教育学部, 教授 (90209057)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 彰 千葉大学, 教育学部, 教授 (50110797)
畑中 恒夫 千葉大学, 教育学部, 教授 (70143253)
鶴岡 義彦 千葉大学, 教育学部, 教授 (80172063)
山田 哲弘 千葉大学, 教育学部, 教授 (40182547)
加藤 徹也 千葉大学, 教育学部, 教授 (00224519)
濱田 浩美 千葉大学, 教育学部, 教授 (60292653)
林 英子 千葉大学, 教育学部, 准教授 (40218590)
山下 修一 千葉大学, 教育学部, 准教授 (10272296)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | 教材開発 / 学習指導力 / カリキュラム / 観察・実験 / 理科 / 教員養成 |
Research Abstract |
平成24年度の研究の主たる目的は、前年度までの研究成果を踏まえ、自信をもって観察・実験を指導し、理科を楽しく、かつわかりやすく教えることのできる理科教員養成カリキュラムのモデルを構築することであった。 教科書に書かれていることをそのまま児童・生徒に伝達するだけの指導ではなく、学習内容を系統的に理解した上で学習指導を実践する力量を形成するためのプログラム作成に取り組んだ。 具体的には、物理領域では、海外の物理教育に関する研究成果を分析し、教員養成段階における物理の授業実践を試みた。また、中学生を対象に、「電流と回路」の授業を展開し、2つの電熱線を並列・直列につないだ場合の発熱量をうまく説明できるようにした。化学領域では、中和滴定実験とメチルオレンジの合成実験を取り上げ、大学生が化学実験を行う際に陥りやすい問題点を明らかにした。さらに、身近なセッケンを素材としたものづくり実験を行うなかで、小・中学校教員に必要な粒子概念の知識と化学への興味を喚起する教材を開発した。生物領域では、中学生に植物質の分解を体感させることのできる教材を開発し、セルロース等の簡便な定量法の確立を目指した。また、各種脊椎動物の透明骨格標本作製法を検討し、中学校の進化の授業において活用を試みた。地学領域では、自然体験学習の場としての伊豆諸島および神津島の適切性について検討した。さらに、月の満ち欠けの仕組みを児童に実感を伴って理解させることのできるICTを活用したモデル実験を考案し、その有効性について検証した。 観察や実験の指導だけでなく、理科の学習環境についても、掲示物の視点から考察し、児童・生徒の興味・関心を高めるための掲示物のあり方について検討した。また、英国の教科書「21世紀科学」で取り上げられているIaS(Ideas about Science)について、具体的に分析した。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(9 results)