2012 Fiscal Year Annual Research Report
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22340078
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
符 徳勝 静岡大学, 若手グローバル研究リーダー育成拠点, 特任准教授 (30422546)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 物性実験 / 誘電体物性 / 低温物性 / 量子相制御 / 量子効果 / 酸化物 / 強誘電体 / 圧電体 |
Research Abstract |
量子効果による物性制御の可能性を探索するために、量子強誘電体相転移が予測されているBa_0.677Ca_0.233TiO_3単結晶を対象にし、誘電・弾性・電気伝導・格子振動等の特性に対する調査から、以下結果を得た。1. Ba_0.677Ca_0.233TiO_3結晶における絶対ケルビン付近での巨大誘電応答がオプティカルモードのソフト化に由来する。2. 絶対ケルビンでのオプティカルモードのソフト化が熱揺らぎの代わりに量子揺らぎに起因すると考えられる。3. 結晶の弾性コンプライアンスが温度の低下と共に減少するのではなく増加することから、オプティカルモードのソフト化の他に量子揺らぎによるアクースティックモードのソフト化の可能性が示唆された。4. 電子置換したBa_0.677Ca_0.233TiO_(3-δ) (δ=0.05)結晶は異常な電気伝導を示す。100K~4Kの温度領域には電気伝導率σは温度(T)の減少に従ってσ~(1/T)^3の形で減少するが、4K以下の温度に飽和特性が存在する。電子置換量の増加で新な伝導状態への変化の可能性が示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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