2012 Fiscal Year Annual Research Report
高感度ボアホールアンテナを用いた至近距離微小地震に伴う電位変動観測
Project/Area Number |
22340122
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
吉田 真吾 東京大学, 地震研究所, 教授 (20202400)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 電磁場変動 / 微小地震 |
Research Abstract |
新たに開発した高感度ボアホールアンテナをH22年に南アフリカ共和国のカールトンビル市の地下1000mの金鉱山に設置して微小地震に伴う電位変動の観測を開始した.National Instruments PXIシステムにより,10kHzサンプリングでの連続記録,およびAE信号をトリガーにしたプレトリガー方式での高速サンプリング記録を得た.H23年には,さらにボアホール磁力計を作成し同鉱山内に設置し,磁場変動の観測も開始した.磁場のビオサバール項は電場成分に比べて地殻伝播中の減衰の影響が小さいため,電場変動が検出されない場合でも磁場変動が検出される可能性がある. H24年度は,継続して観測を実施するとともに,AEの震源データと比較しながら,データ解析を進めた.PXIシステムが故障したため,AE収録システムを改良し,電磁場変動を収録できるよういした.これまでのところ,電場,磁場ともに地震波到達時の変動は数多く観測されているが,地震発生時の変動はまだ検出されていない.ノイズレベルより高い変動が観測されるためのマグニチュードや震源距離を,新たなモデルに基づき見積もった.その条件を満たすイベントはまだ発生していない. なお本研究は,中谷が代表者のH21-25科研費基盤(A)「南アフリカ大深度鉱山でのAE計測第二期」と強い連携のもとで進めてきた. [連携研究者] 地震研究所 中谷正生,上嶋 誠
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)