2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22350028
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
増田 秀樹 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (50209441)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
舩橋 靖博 大阪大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (00321604)
猪股 智彦 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (40397493)
小澤 智宏 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70270999)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 健康センサー / 環境センサー / 微生物センサー / 金属錯体 |
Research Abstract |
生体系金属酵素が有する特異な機能を模倣して,その活性中心である金属イオンが種々の分子と結合することを利用し,健康センサーおよび環境センサーを開発した。健康センサーとしては、血管の弛緩作用があることで知られる一酸化窒素(NO)センサーを開発した。このセンサーはコバルト(III)を含む平面性錯体で、酸素や一酸化炭素や硝酸イオンや塩化物イオンや水とは全く反応せず,一酸化窒素とのみ反応することが分かった。また、揮発性有機化合物(VOC)をセンシングする化合物の合成にも成功した。この物質はゼオライトにフタロシアニンを内包した物質で、臭い成分として知られるノネナール、ピリジン、アミン、インドール、アセトアルデヒド、アンモニア等をセンシングできることが分かった。この物質はアルコールもセンシングできることが分かり,現在アルコールセンサーとしての応用展開を目指している。3つ目は微生物センサーの開発に成功した。これは、あらゆる細胞が鉄を体内に取り込むことが知られており,この機能を果たしているのがシデロフォアであり、この鉄ーシデロフォアを細胞内に取り込む原理を使い、微生物をセンシングするセンサーを開発した。シデロフォアとしてはカテコール型やヒドロキサム酸型があるが、これらのハイブリッド型も含めて合成することに成功し、微現在、生物選択性を検討中である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(17 results)
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[Journal Article] Creation of a Binuclear Purple Copper Site within a de novo Coiled coil Protein2012
Author(s)
Daigo Shiga, Yasuhiro Funahashi, Hideki Masuda, Akihiro Kikuchi, Masanori Noda, Susumu Uchiyama, Kiichi Fukui, Kenji Kanaori, Yu Takano, Haruki Nakamura, Misato Kamei, and Toshiki Tanaka
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Journal Title
Biochemistry
Volume: 51
Pages: 7901-7907
Peer Reviewed
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[Presentation] Density Functional Study of Binding of CO, NO, and O2 to Co-Centered N2S2 Coordination environment2012
Author(s)
H. Wasada, Y. Wasada-Tsutsui, Z. Zizheng, T. Hashimoto, T. Yano, T. Inomata, Y. Funahashi, T. Ozawa, H. Masuda
Organizer
14th International Congress of Quantum Chemistry
Place of Presentation
USA
Year and Date
20120625-20120630
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